マッスルコントロールと無意識の意識化
以前ボディビルをしていた頃は「マッスルコントロール」という技術を練習していました。
これは筋肉を意図的に収縮・弛緩させ、特定の筋肉を単独で動かす能力のことです。
昔テレビなんかで胸をピクピクさせるやつです(笑)
ボディビルのポージングや、ダンス・ヨガ、リハビリなどでも使われます。
要するに——普段は無意識で動いている筋肉を、意識的に動かす練習です。
この考え方を心にも当てはめてみると、
「無意識」はそれほど掴みにくいものではないと感じます。
たとえば、花を見ているとき。
花に焦点を当てながらも、実は周囲の葉や茎、背景も視界に入っています。
音楽を聴いているときも同じで、曲に集中していても生活音が耳に入っています。
思考もこれと同じです。
大きな声の思考に意識を奪われがちですが、
その背後には小さな声の思考も流れ続けています。
「思考が止まった」と思った瞬間にも、
「思考が止まったな」という別の思考が小さく動いているのです。
こうした小さな声に気づけるようになると、
これまで無意識だと思っていた領域にも光が当たります。
私は、顕在意識だけで無意識を書き換える方法は再現性が低いと考えますが、
無意識を少しずつ意識化することは誰でもできると思っています。