「なぜかいつも人の顔色をうかがってしまう」
「自分の意見を言えず、流されてしまう」
「失敗すると、全部自分のせいだと思ってしまう」
──そんな生きづらさを感じたことはありませんか?
それは、もしかすると自覚がない状態の依存かもしれません。
アダルトチルドレンと言われるもの
元々「アダルトチルドレン(AC)」は、アルコール依存症の家庭で育った人を指す心理学用語でした。
その後、日本では精神科医・斎藤学氏らの提唱により、
虐待・ネグレクト・過干渉など「機能不全家庭」で育った人全般を含む言葉として広まりました。
重要なのは、ACは医学的な診断名ではなく、自分の生きづらさを理解し、
回復のきっかけとするための自己認識の概念であるという点です。
依存の本質は「外に軸を置くこと」
自覚なき依存は、必ずしもお酒やギャンブルのような依存症だけを意味しません。
「承認欲求」「権威依存」「正解探し」など、わかりにくい形で潜んでいます。
たとえば…
誰かの承認がないと動けない
→ SNS投稿前に「いいね」がもらえるかを心配し、結局やめる
→ 自覚すれば、自分の価値を“いいね”ではなく内側で確かめられる
「ACだから仕方ない」を免罪符にする
→ 仕事のミスを「トラウマのせい」にして改善を避ける
→ 自覚すれば、改善できる部分と本当に手放す部分を区別できる
権威や有名人の言葉を鵜呑みにする
→ 自分の判断より「専門家が言っているから正しい」と思い込む
→ 自覚すれば、意見を材料として受け取り、自分で検証できる
自覚なき依存が続くとどうなるか
選択の自由が狭まる:安全圏しか選べず、新しい挑戦を避ける
感情表現が苦手になる:自分の欲求を抑え、人に合わせる癖がつく
「普通」の感覚が歪む:本当の自分の欲求が見えなくなり、慢性的な空虚感に陥る
依存を脱するための3つのステップ
自分の欲求を言葉にする
「私はこうしたい」という主語のある言葉を使う練習をする。
→ 内面的な軸を育て、他人の顔色より自分の感覚を優先できる。
承認なしで小さな行動をする
誰にも知らせず、自分の判断だけで小さな選択をしてみる。
→ 「外の評価がなくても行動できる自分」に慣れていく。
反対意見にも触れ、自分の判断を試す
あえて異なる価値観や情報を見て、自分なりの結論を言葉にする。
→ 権威や流行に流されにくくなる。
年齢を重ねても、心理的には子供のまま止まっている人は少なくありません。
それを変える第一歩は、「自分が何をしているのか」を知ることです。
今日、何を考えて選択しましたか。
それはやりたかったことですか?
やった方が良いと考えたからですか?
ここまで読んでみて今、あなたが考えたことは何ですか?