[新人研修]20.大切なことのいくつかは USJで教わった

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ビジネス・マーケティング
前回はチャンスを掴もうという話でした。今回と次回はそれにまつわる私のルーキー時代のことを話してみます。

 私にとってのチャンスは社会人一年目からいきなり訪れました。USJでの勤務を初めて数か月。スペシャルエフェクト(SFX)チームに所属し、日々練習やテストに従事していた頃のことです。

 グランドオープンを控えたある日、担当していたアトラクションでリードという役割を決めることになりました。今は多少違うかもしれませんが、当時のリードというのは現場でのシフト管理や担当ポジション、昼休憩回しなどを決める役割です。役職手当がつくわけではありませんが、現場と管理オフィスの連絡役でもあるそれなりに大切なポジションです。

 私が所属していたアトラクションのSFXチームのメンバーで社会経験がないルーキーはたぶん私だけでした。周りのメンバーは当然ながら社会経験では私より上の人ばかりです。そんな中でしたが、上司からリードの一人として指名を受けました。今となっては理由はわかりません。ただチャンスを与えられた以上は頑張ろうと、迷わず引き受けたことは記憶しています。ここで遠慮していたらこの話の続きはナシになるところでした

学生時代に文科系の団体を統括する文化部会の会長を務めた経験は若い私の自信にはなっていました。とはいえ職場で一番の若造が年上の皆さんを束ねることは簡単なことではありません。当時の上司もよくも若造に任せたなあと、自分が管理者になった今は逆に驚きを感じます。

 周りの皆さんに恵まれていたのだと思います。私だったら、年下の未経験者に自分より上のポジションを取られたらかなり悔しいですよ。立場が逆だったら寛大ではいられなかったかもしれません。もちろん、負の気持ちで私に接してきた人もゼロではありません。酷くはないまでも多少の嫌がらせはありました。

 ただリードのポジションを引き受けた結果、経験の幅も深さも一般のクルーとは違ったはずです。作業手順や安全管理マニュアルなど、自分で作ったものを上司に提出したりもしました。あのUSJで当時そこまでやらせてもらった20代はそれほど多くはないはずです。その後の仕事でも、私は数多くのことをマニュアル化したり文書化したりしてきていますが、USJでの第一歩があったからこそであることは間違いありません。当時は想像もしませんでしたが、人生が変わった瞬間です。

 チャンスはいつ転がり込んでくるかわかりません。未経験だからと臆することなく、なんでも全力で取り組んで行けば良いのだと思います。成長には貪欲でありたいものです。

(雑談ネタ)
経験不足を補うために、勉強は必死にしました。本屋に行ってコミュニケーションスキルの本を買っては読み、使えそうなものは片っ端から職場で試しました。ビジネススクールは体験レッスン止まりでしたが、いくつか覗いて使えそうなネタを職場で試したりもしたものです。

 そうは言っても未熟な若造ですから、付け焼き刃でどうにかなるものではありません。思ったようにはならないことも少なからずありました。若いときなんて、少しくらい背伸びをしたところでたかが知れています。

 その時は悔しい思い、歯がゆい思いもしましたが、でもあの時のリードというポジションでの経験はその後の仕事の血となり肉となり、確実に活きています。

 私の履歴書だけを見れば転職歴が多く一貫性が無いようにも見えるでしょう。まあ、無理もありません。でも私自身の中では一筋突き通しているまのがあります。これが確実に自信を形成しています。

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