人材の採用はメリットに注目が集まりがちですが、デメリットもあります。人数が増えることのメリットデメリットを見て行きましょう。
現場の従業員の立場からすれば、一人一人の負担が軽減して大抵の場合は仕事が楽になることが最大のメリットです。ただし給料の財源を食い合い、昇給やボーナスに影響が出る可能性があります。給料やボーナスに使う財源には限りがありますので、大勢で働けば一人一人に配分できるお金は当然少なくなります。5人で100万円を作っていた会社であれば一人当たり20万円もらえていたとしましょう。10人に増やしても作るお金が100万円のままであれば一人当たりのお金は10万円になります。人数を増やすからには生み出すお金の量も増やさなければなりません。当たり前の話ですね。
次に新しい人が入ることによる人間関係の変化を見てみましょう。メリットとしては人間関係の活性化が考えられます。新しく入る人は、不安を抱きながらも新たな仕事や成長への希望を抱いてやってきます。そして新しい人に仕事を教える際には、教える側もフレッシュな初心に立ち戻るチャンスです。こうした空気が人間関係が活性化します。
デメリットとしては教育コスト増と人間関係の変化が考えられます。新しい人が入れば、その人に仕事を教えるという一時的な教育コスト増を伴います。これは教える側の教育業務の増加や不慣れな人の仕事でミスが生じることもあります。また元々の人間関係が安定していたところに違う人が入ることで人間関係のバランスを崩すということも考えられます。そして新しい視点や考え方という観点でも見てみます。
メリットとしては、組織のマンネリ化を予防してくれます。同じことややり方を繰り返していれば誰でもそれに慣れてマンネリ化します。また思考が固定化し、変化に対する抵抗感が大きくなり、組織の成長を阻害する要素となります。
デメリットとしてはやり方が変わることによる混乱があります。新しい人が持ち込む従来とは異なる考え方や方法を無理に取り入れるすることで混乱が生じることもあります。何でもかんでも新しいものが良いというわけではありませんし、世間一般的な手法が自社に必ずフィットするというものでもありません。
メリットとデメリットを比べてデメリットが大きい時には採用をしない方が良いこともあります。しかし企業の活動を継続的に発展させていくためには基本的には新しい人を採用していくことにはメリットが大きいケースが多いのです。なぜならば企業活動を続けていくためには絶えず成長することが欠かせないからです。