たとえば、バシャールのセッションの動画の一コマ。
起こった事象には意味を持たせずに、その事からの気づき(あなたの人生の中でその状態が反映しているかもしれない事)に焦点があてられています。
もしも、あなたに何かよくない事が起こったとしましょう。
すると、結果として、その周辺の事にも敏感になります。そのよくない出来事に注意をはらうことになります。
この場合、「今、あなたがまだ出来ていない何かをするために必要なエネルギー状態が作り出された」そのため、その事象が必然的に起こった、というふうに考えることができます。
その視点(エネルギーの状態)では、「こうした方が良いよ」という、単純な話ではありません。
良くないことが起こった相談者に対して、バシャールはこのように質問しますした。
「この事象から、想像力を使って思いつく事はないか?」
そしてこう続けます。「それが出来た時には、もう反映する必要はなくなります」
バシャールのセッションの面白いところは、自分で答えを見つけるという作業をさせます。もっというと、第三者の立場で話を聞いている他人も自分なりの解釈や想像をします。
「バシャールの視点」「質問者の視点」「あなたの視点」この3つを頭の中で比較するようになります。そのうちに、バシャールの精神的レベル、質問者の精神的レベル、自分の精神的レベルの位置感がわかってくるような気がするのです。
セッション中に質問者が抱えている問題を一緒に考える作業をすると、いつの間にか、自分の精神レベルも上がっているという不思議な現象が起こりだします。
「深い話だな」と感心したり、「こんな捉え方もあるのだな。面白いなぁ」などと考察しているうちに、自分なりの解釈をして想像力を働かせる領域の脳が鍛えられていきます。他人のセッションを聞くだけでも、自然と想像力や思考力、問題解決力が鍛えられる不思議な感じです。
(この内容がピンとこない方も、いつかピンとくる日がくるかもしれません)
いつも、応援ありがとうございます。
真木 幸子