外資系企業での経験談

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ビジネス・マーケティング
私は、2018年にホンダを退職、
そのあと外資系の自動車部品会社に入社しました。

そしてそこで大変辛い経験をする事になりました。
それは英語ができないという事での早期退職です。

この結果は当然と言えば当然です。

なんせ自分は英語が出来ない状態で
外資に入社したのですから
それじゃなんで入社できたか?
それはホンダ向けプロジェクトを任せたいから
ホンダに詳しければ、
多少英語できなくてもOKのような感じだったからです。
ここに双方の考え方の甘さがありました。

仕事(顧客対応、技術資料作り)は個人の能力でこなせますが
社内のコミュニケーション障害に初日から悩まされます。
社内の全てが英語なのです。
自部署約15名のうちほぼ外国人(ドイツ、韓国、中国、インド)
日本人は
マネージャと自分とあと1人の3人のみという状況。
正直、ここまでとは!
なので、基本的に英語を使う事になります。
朝礼、会議も英語、当然本国との会議も英語になります。
しかし、日本法人という事で、
外国の方々、日本語が出来ていたのがせめてもの救いでした。
でも、何かには日本語出来ない人もいましたが。

今までの世界とは全くちがった環境に正直、
滅入っていましました。
今まで普通にできていたコミュニケーションが取れない
新しい仕事なので、わからない事があっても、
簡単に聞けないとうか聞いても通じない。
特に仕事の話なので専門的な用語や説明が必要なので尚更。

そのうちに少しづつ、
自分の中に閉じこもっていくようになります。
要はなるべく会話しないようにするのです。
話しかけられそうになったら、
すぐその場を立ち去たり、
聞かなくてはいけない状況でも聞かないとかざら。
Web会議では当然、話せない(これが一番の憂鬱)
よって参加すらしなくなる。

どんどん、会社にいる時間が辛いようになり、
追い詰められていきました。

特に、日系大手を辞めたばかりなので本当に後悔しました。
「何てことしたんだろう・・・」
(正直、戻りたい・・・)

でも、担当が顧客担当だったので、
出張で客先打合せに行くのは心が休まりました。

こんな自分でも、
とうとう本国本社への出張もすることになりました。
技術資料作成の為の情報の聞き取りです。
今思えばほんと怖いもの知らずだったと思います。
半ばやけでどうにでもなるさで行くことに。

しかし本国本社には日本語が堪能なコンサルを雇っており、
彼がサポートしてくれたので本当に助かりました。
でも、やはり本国のエンジニアとは
直接は会話が成立せずでした。

そうこうして半年以上たったのですが、
やはり言葉の壁は大きく、
自分のメンタル面に大きな影響及ぼしており
このままではだめになってしまうと転職を考え始めました。

やはり最大のネックは本国とのやり取りです。
自分は極力、全てをメールで対応していました。
文書なら翻訳を使えばなんとかなるのです。
そのおかげでこの点は本当にうまくなりました。

でも、やはり会話が必要になるときがあるのです。
そこなんです。自分には出来ないんですね。
その場合も、なんだかんだでやり過ごしていたのですが、
いつもそれが通用することはないのです。
先方から君は電話をするべきだという
クレーム見たいなものが来る始末。
やはり自分には無理だと決断しました。
そして退職することになりました。

最後にこの経験から以下を学びました。
1・会話できないとどうにもならない
      会話も片言では無理、一通りはしゃべられるくらいは必要
2・今出来ない事はこの先も何とかならない
3・最悪リスニングだけでも完璧にできれば
  可能性はあったかも
  やはり世間的にいうTOEIC800以上

最後に自分の考え方の甘さ(背伸びしすぎ)や
行動には責任が伴う事を
身をもって学びました。
身の丈にあった生き方、悪くないですね。

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