流れる水のように
”流水腐らず、戸枢螻せず(りゅうすいくさらず、こすうろうせず)”という ことわざがあります。言葉どおりの意味としては、”流れる水は腐らない、常に開閉している戸は虫に食われることはない”ということですが、ことわざとしての意味は、”いつも活発に動いているものには、沈滞や腐敗がない”ということです。人は往々にして、慣れ親しんだ習慣や固定観念にとどまろうとするものです。何においても、できることなら楽をしたいし、慣れ親しんだ習慣や考えを変えることには、つい抵抗を感じてしまうのではないでしょうか。これは、生命維持のための本能的なものでもあるので、ごく自然な感情です。されど、より良い未来を望むのであれば、ゆっくりとその快適な範囲を広げてゆくことがカギになります。人は人生の中での経験などから、価値観や癖などを身に着けるものです。それらはポジティブなものもありますが、ネガティブなものもありますね。わたしの恩師にカイロプラクターをしている方がいるのですが、講義の中で繰り返し聞かされたことがあります。「特定の物事に対する固定観念や執着、心の絡まりなどが病気のきっかけになる。」「その凝り固まった箇所を、きちんと認識して向き合うことは自身の責任であり、溶きほぐすことが快方への道だ。」「そして、溶きほぐすことができたら、適度な運動をする習慣をつけたほうがいいよ♪」もっともなことだと思います。これは、健康のためだけでなく、より良い生き方や、良いものを創出するためにも役立つことだと思っています。流れる水のように・・・、ちょっと意識をして進んで行きましょう。それでは。
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