夏の怪談2 嫉まれて殺された酒屋
第二話 今晩の声は河原の方から聞こえてきた。河原は石がごろごろしていて、そう火山性の安山岩だらけの河原だった。そこかかる橋の下でまた婆たちが話し合っている。 なぜ相田の家には歩けないおのこだけ生まれるそれは昔、相田酒店をしていた時同じ村の安保酒屋の主人の足を折ったからその恨みが続いている。どうして相田は安保の足を折ったこの橋からつきおとしたんだおちた安保は体をかばって足から落ちたが下は硬い石だらけで足は砕けた。足が砕けて立てないから河の中に倒れこみ溺死してしまったなぜ相田は安保を殺すほど憎んだんだ(私は質問を投げた)相田の酒はまずかった。飲めたものではなかった。相田は安保の酒の仕入れ先がつかめなかった。そうそう、安保は天童、寒河江と回って酒を集めてきていた。このあたりの米では酒もうまくない。そうそうコメがまずくてはなあ。それで相田は安保を殺したのか、安保にも家族がいたろうに。残酷なことだ。子供たちはどうした妻は里に戻った後に再婚して寒河江の方に行ったとかそれで相田の家の呪いはいつまで続くもう今の息子の代で終わる今の息子は足が三本ともだめで妻ももらえん子供もできんなるほどなるほど
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