【第9回】書けない理由は“技術不足”ではなく“経験の整理不足”かもしれません
アステラ法務コンサルティングのたくえいです。
投稿者は、元公務員技術職・元上場企業建設技術者。
大学院修了後、建設系メーカーに勤務し、公共工事の現場管理を経験。その後、自治体にて道路・河川工事の発注・監督業務に従事しました。資格取得支援校での経験記述の添削実績もあり、合格を意識した添削・原稿作成が可能です。書けないのは「力がないから」ではありません「白紙のまま時間だけが過ぎていく」「手を動かしても、何を書いていいかわからない」「下書きが何度も途中で止まってしまう」こういった相談は、毎年のように多く寄せられます。でも、私がこれまで添削やヒアリングで関わってきた受験者のほとんどが、決して「技術が足りない」わけではありませんでした。むしろ、現場での経験は豊富で、実際に課題対応の実績も持っている方ばかり。それでも書けない理由はただ一つ──経験の“整理”ができていないからです。頭の中にある経験は「書ける材料」になるとは限らない経験がある。対応もした。結果も覚えている。それでも、いざ文章にしようとすると手が止まる。これは、「記憶」と「構成」が結びついていないからです。書くためには、ただ経験を思い出すのではなく、“伝える順番”に並び替える力が必要です。つまり、文章を書き始める前にすべきことは、原稿用紙に向かうことではなく、頭の中の棚卸しです。書くための準備は「3つのステップ」で進めようステップ1は、無理に書こうとせず、まずは思い出すことから始めます。「この現場で何に困ったか」「どこで判断が必要だったか」という視点で、印象的だったエピソードをざっとメモしましょう。10個くらい挙げられれば、もう
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