【第5回】評価文が書けない人へ。“その結果”の出し方とコツ

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アステラ法務コンサルティングのたくえいです。
投稿者は、元公務員技術職・元上場企業建設技術者。
大学院修了後、建設系メーカーに勤務し、公共工事の現場管理を経験。その後、自治体にて道路・河川工事の発注・監督業務に従事しました。資格取得支援校での経験記述の添削実績もあり、合格を意識した添削・原稿作成が可能です。

「対応策は書けるけど、その後が書けない…」

経験記述の添削をしていて非常に多いのがこのパターンです:

課題 → 対応までは順調

でも「評価文」がまったく書けていない

もしくは「○○できました」で終わってしまう

実は、評価文は一番点がつきやすい“アピールポイント”でもあるのです。

この記事では、評価文が書けない原因と、「その結果~」を書き出すための実践的なコツを紹介します。

❓ なぜ評価文が書けないのか

評価文が書けない理由は、大きく分けて次の3つです:

①成果を数値で語る癖がない

➁成果の“比較対象”を設定していない

③自分の判断と結果の因果関係を意識していない

この3つが曖昧なままだと、対応のあとに何も出てこなくなります。

✍️ 評価文の基本構成はこうです

記述式で評価文を書くときは、以下の流れをベースにすると書きやすくなります:

① 対応策  
→ ② 実施内容  
→ ③ その結果(定量 or 定性)  
→ ④ 評価(良くなった点)

🎯 よくあるNG例と改善例
NG例①:「作業効率を高めた」

曖昧な言い方では伝わりません。数字 or 比較が必要です。

✅【改善例】
→「動線を短縮し、作業時間を1日あたり30分削減。1週間で約3時間の効率化となった。」

NG例②:「安全が確保された」

✅【改善例】
→「誘導員配置と巡回強化により、ヒヤリハット件数が月5件から2件に減少。接触ゼロを継続できた。」

NG例③:「品質が向上した」

✅【改善例】
→「気温変動に合わせた施工時間変更により、施工不良率が5%→0%となり、再施工件数がゼロになった。」

✅ 評価文に書く“成果の指標”とは?

あなたの記述に数字が出てこないなら、次のような視点で考えてみてください:

指標のカテゴリ 例(評価に使える成果)
⏱ 作業効率 作業時間の短縮、作業日数の削減、工程短縮(日数)
📉 リスク低減 ヒヤリハット件数、安全巡回数、注意喚起回数
🧱 品質向上 不良件数、再施工率、検査合格率、寸法誤差の削減
🧑‍🤝‍🧑 周知効果 朝礼やKY実施回数、手順書改訂数、意識改善の結果
📊 客観指標 測定結果、報告書、チェックリスト、写真管理結果
✨ 書き出しテンプレート(そのまま使える)

「その結果」だけで始めるのに詰まる方へ:

その結果、◯◯が△△%改善した。

対策後、◯◯の件数が□□に減少した。

実施から◯週間で、〇〇が安定した。

〜を導入したことで、再発がなくなった。

改善により、〜の効率が上がった。

これらのテンプレを最初の語尾だけでもマネすると書き出しやすくなります。

☝️ 注意:「思い込み評価」はNG

「たぶん良くなったと思う」

「安全意識が高まったように感じた」

「全体的にスムーズになった」

→ これらは評価ではなく“感想”です。
あくまで行動→数字や変化→評価の流れで。

🔚 まとめ:評価文は「結果」より「因果関係」を書く

評価文で伝えるべきことは「何が起きたか」ではなく、

「なぜ、その成果が出たのか」=あなたの工夫との因果関係

です。

✅ それが伝わると、「この人は管理技術者としての視点がある」と評価されます。

📎 お知らせ

評価文が苦手な方のために、

・白紙からの「構成補助」

・完成した記述の「評価文だけ添削」

・対応→評価へのつなぎの表現集のご提供

なども対応しています。プロフィール欄からご相談ください。

【次回予告】
👉 第6回:「構成がズレている?経験記述を読みやすく整える3つの型」

✅ #土木施工管理技士 #経験記述 #施工管理試験 #評価文 #その結果 #添削サポート

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