アステラ法務コンサルティングのたくえいです。
投稿者は、元公務員技術職・元上場企業建設技術者。
大学院修了後、建設系メーカーに勤務し、公共工事の現場管理を経験。その後、自治体にて道路・河川工事の発注・監督業務に従事しました。資格取得支援校での経験記述の添削実績もあり、合格を意識した添削・原稿作成が可能です。
書けないのは「力がないから」ではありません
「白紙のまま時間だけが過ぎていく」
「手を動かしても、何を書いていいかわからない」
「下書きが何度も途中で止まってしまう」
こういった相談は、毎年のように多く寄せられます。
でも、私がこれまで添削やヒアリングで関わってきた受験者のほとんどが、
決して「技術が足りない」わけではありませんでした。
むしろ、現場での経験は豊富で、実際に課題対応の実績も持っている方ばかり。
それでも書けない理由はただ一つ──
経験の“整理”ができていないからです。
頭の中にある経験は「書ける材料」になるとは限らない
経験がある。対応もした。結果も覚えている。
それでも、いざ文章にしようとすると手が止まる。
これは、「記憶」と「構成」が結びついていないからです。
書くためには、ただ経験を思い出すのではなく、
“伝える順番”に並び替える力が必要です。
つまり、文章を書き始める前にすべきことは、
原稿用紙に向かうことではなく、頭の中の棚卸しです。
書くための準備は「3つのステップ」で進めよう
ステップ1は、無理に書こうとせず、まずは思い出すことから始めます。
「この現場で何に困ったか」「どこで判断が必要だったか」
という視点で、印象的だったエピソードをざっとメモしましょう。
10個くらい挙げられれば、もうその中に“使えるネタ”はあります。
次に、その中から1つだけ選んで、次のことを書き出します。
「何が課題だったのか」
「自分はどう判断し、どう動いたのか」
「実際に何をしたのか」
「その結果、どんな変化や効果があったのか」
この4つがそろえば、経験記述の骨組みが完成します。
最後に、その骨組みを16行に収めるために、順番を整え、文章化するだけです。
書ける人と書けない人の違いは「準備の量」
経験記述がスラスラ書ける人は、頭の中で構成ができています。
課題→判断→対応→評価、という流れを自然にイメージできるため、
文章にするのは“仕上げ”のような感覚です。
逆に、書けない人の多くは、
“構成が定まっていないままペンを持ってしまっている”のです。
準備をせずに書こうとするのは、
材料を揃えないで料理を始めるようなもの。
まずは、頭の中の材料を取り出し、グループ分けして、並べてみる。
この地道な整理作業こそが、経験記述の土台になります。
構成テンプレートがあれば、文章は自然に出てくる
例えば以下の流れで書くだけで、ある程度の文章になります。
「〇〇の工事において、△△という課題があった。」
「私は□□として、その原因を調査し、対応策を検討した。」
「実際には◇◇という対策を実施し、全体へ周知した。」
「その結果、再発は防止され、作業効率が○%向上した。」
このように、構成があるだけで、書き出しのハードルが一気に下がります。
重要なのは、「書こうとする前に、書ける流れを持っているか」です。
書けないのは“才能の問題”ではない
書ける人と書けない人の違いは、文章力や語彙力ではありません。
整理力です。
構成力です。
そして、自分の経験を「技術者の視点で切り取る視点」を持っているかどうかです。
自分で整理できないときは、道具を使えばいい
「自分で整理するのは苦手だ」
「何から始めればいいのかわからない」
そう感じる方は、テンプレートや質問シート、ヒアリングの力を借りることをおすすめします。
第三者の目線で質問されることで、自分でも気づいていなかった課題や判断が見つかることがあります。
また、「文章にしてもらったものを見て、自分でも書けるようになった」という方も珍しくありません。
最後に:書けない自分を責めないでください
あなたは、現場で対応してきた経験をしっかり持っています。
ただ、その経験が“伝わる形”に整理されていないだけです。
それは恥ずかしいことでも、情けないことでもありません。
誰にでもある「情報の渋滞」を、ゆっくりほどいていくだけです。
あなたの中にある経験は、すでに合格に足る価値があります。
あとは、伝わる形に変えてあげるだけです。
お知らせ
「どうしても書けない」
「頭の中にあるのに、構成できない」
「評価文だけが出てこない」
そんな方へ、構成づくりから丁寧に支援するサービスをご用意しています。
・経験の棚卸し用ヒアリングテンプレート
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必要に応じて、プロフィールよりサービス詳細をご覧ください。
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