不利なスタートから、道は開ける
不利なスタートからしか、始まらない私は、小学校・中学校とアルペンスキーに打ち込んでいました。アルペンスキーでは、スタート順がとても重要です。なぜなら、コース状況が滑走ごとに悪化していくからです。実績のある選手はポイントが高く、スタート順が早くなります。つまり「結果を出している人ほど、良い条件で滑れる」のです。逆に、実績のない選手は後ろのスタート。ポール際は掘れ、コースは荒れ、もはや“別の競技”かというくらいのコンディションで滑ることになります。けれども、私はその不利な状況の中で、少しずつ結果を出し、スタート順を前にしていきました。そして、あるとき“15番以内”という好条件でスタートするチャンスを得たのです。そこではじめて、表彰台が現実になりました。アルゴリズムも、抽選も、スタート順のようなものこれは、どの分野にも共通しています。YouTubeだってそうです。最初は誰もがフォロワー0人。どんなに素晴らしい動画も、アルゴリズムに“選ばれなければ”見てもらえません。でも、動画を積み重ね、改善を続けていくうちに、ある日バズる。すると、アルゴリズムが味方になり、次の動画も見てもらえるようになります。サッカーのワールドカップも、FIFAランクが抽選のスタート順のような役割を持ちます。強豪国と同じグループに入るかどうかで、決勝トーナメント進出の難易度は大きく変わります。どんな分野でも、「実績のある人がより有利な条件を得る」構造は避けられません。研修講師も、最下位スタート私は今、研修講師として活動しています。実績がない頃は、数ある講師の中で“無名”で、いわば「滑走順1万番目」のような立ち位置か
0