実践例:食欲がない休日は、心と体の消耗サイン
今回の実践例は一つ前と同じ人物です、相談内容は「休日になると、ほとんど食べずに過ごしてしまう」と言ったような食欲の極端な低下が主訴でした。忙しい平日は、仕事や予定があるため、なんとなく食事を取る。けれど、休日になると食欲が湧かない。何かを食べたいという気持ちが起きない。そのまま一日が過ぎてしまう。一見すると、これは「食欲がないだけ」のように見えるかもしれません。けれど、体の状態として見ると、休日に食べられないことは、心と体の消耗が表に出ているサインであることがあります。さらにお話を聞いていくと、その背景には、仕事の忙しさと、人間関係の中でうまく整理できない心労がありました。話し合うこともできず、気持ちが内側にたまっていく。自分なんて。次は何を悪く思われるだろう。どう思われているのだろう。寂しい。でも我慢しよう。そうした思いが続いていた時期に、食欲が落ちていったようでした。命縁弁証学では、このような状態を、単純に「メンタルの問題」とは見ません。心の負担が続くと、体の回復力も落ちていきます。考えることが増える。気を使う時間が増える。本音を出せずに我慢する。睡眠が浅くなる。体が回復しきれない。食欲が落ちる。このように、心の負担は少しずつ体の働きにも影響していきます。中医学では、考えすぎや思い悩みは「脾」に負担をかけると考えます。脾とは、食べたものからエネルギーを作り、体を支える働きに近いものです。この働きが弱ってくると、食欲が湧かない食べてもおいしく感じにくい体が重い疲れが抜けない口内炎が治りにくいといった形で出ることがあります。特に休日に食べられないというのは、とても分かりやすいサ
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