あの子のものを片づけられない…手放せないあなたを、あの子はどう思っているのでしょうか?
あの子が使っていたベッド。いつも首につけていた首輪。大好きだったおもちゃ。何度も口をつけた食器。もう使うことはないと、頭ではわかっているのに、どうしても片づけられない。手に取るだけで、そこに残る温もりを探してしまう。毛の一本さえ捨てられず、匂いが消えてしまうのが怖くて、洗うこともできない。「そろそろ片づけたほうがいいよ」誰かにそう言われても、できないのです。片づけてしまったら、あの子がこの家にいた証まで消えてしまうようで。あの子との暮らしが、本当に終わってしまうようで。だから今日も、ベッドはあの日と同じ場所に置かれたまま。もしかしたら、あの子が戻ってきていつものように丸くなって眠るかもしれない。そんなことはないとわかっていても、心のどこかで待ってしまうのです。片づけられないのは、前へ進めていないからではありません時間がたっても、あの子のものを手放せない自分を見て、「私は、いつまで悲しんでいるのだろう」「ちゃんと前へ進まなければ」「あの子も心配しているかもしれない」そう自分を責めていませんか。でも、片づけられないのは、あなたが弱いからではありません。前へ進もうとしていないからでもありません。そこにあるもの一つひとつが、あの子と生きた時間そのものだからです。その首輪を見れば、散歩へ行く前の嬉しそうな顔を思い出す。食器を見れば、夢中になって食べていた姿が浮かぶ。おもちゃを握れば、あなたのところへ駆け寄ってきた足音まで聞こえる気がする。あなたが手放せないのは、物ではありません。その物に残された、あの子との大切な時間なのです。悲しみには、その人だけの時間がありますあの子を見送ったあと、周
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