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Natureを読む 

Cellular and molecular pathobiology of heart failure with preserved ejection fractionSumita Mishra & David A. KassNature Reviews Cardiology (2021) Published: 11 January 2021循環器疾患に関するレビューはあまり多くないので珍しいですね。会社のアカウントだと全文読めるのですが、こちらのブログは会社とは関係ないので、無料でアクセスできる範囲の文章までをまとめています。要旨駆出率保存型心不全(HFpEF)は、世界中の心不全患者の半数が罹患している。有病率は増加しており、かなりの罹患率と死亡率をもたらし、有効な治療法はほとんどない。HFpEFは心血管疾患の中で最も大きなアンメット・メディカル・ニーズがある疾患である。HFpEFは当初、高血圧、心肥大、拡張機能障害を特徴とする血行動態障害であると考えられていたが、肥満と糖尿病の大流行により、HFpEFは改変され、現在では心臓、肺、腎臓、骨格筋、脂肪組織、血管系、免疫・炎症性シグナル伝達などの多臓器が関与する多臓器障害であると認識されている。このように多臓器が関与しているため、HFpEFの病態は単に心筋弛緩異常を伴う心肥大や高血圧ではなく、実験動物でのモデル化は困難である。しかし、血行動態と代謝疾患の両方を含む新しい動物モデルや、ヒトの病態生理を調べる努力が増えてきており、新たなシグナル伝達経路や治療標的の可能性が明らかになってきている。このレビューでは、ほとんどの
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