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答えなんてないから

私たちは、いつの間にか、「世の中には答えがある」という前提で生きているのかもしれません。たとえば、部屋をきれいにしたいと思えば、SNSやYouTubeで掃除方法を調べる。仕事で悩めば、本を読んだり、成功している人の話を聞いたりする。人生に迷えば、自己啓発書を読んで、「なるほど、こう考えればいいんだ」と答えを見つけようとします。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。新しい知識を知ることで、生活が楽になったり、気持ちが軽くなったりすることもあります。私自身、本を読むのが好きですし、そこからたくさんのことを学んできました。でも最近、少し危ういなと思うことがあります。それは、「もう答えはわかった」と思った瞬間です。答えを見つけても、また次の答えを探してしまう本を読んで、「これだ」と思う。しばらく実践してみる。でも、なぜかうまくいかなくなる。すると、「この考え方ではなかったのかもしれない」と思って、また次の本を読む。また別の人の話を聞く。そして、また新しい答えを探す。こうして私たちは、ずっと答えを探し続けることになります。ここで一度考えてみたいのです。本当に問題なのは、「まだ正しい答えを知らないこと」なのでしょうか。それとも、「どこかに正しい答えがある」と思い込んでいることなのでしょうか。知識が増えるほど、迷うこともある知識を増やしていくと、面白いことが起こります。Aという本には、「頑張りなさい」と書いてある。Bという本には、「頑張るのをやめなさい」と書いてある。ある人は、「行動がすべてだ」と言い、別の人は、「何もしない時間が大切だ」と言う。どちらも、ある状況では正しいのだと思いま
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