“期待しなければ傷つかない”と思うあなたへ。心理学が教える“諦めて守る心”との付き合い方
「別に期待してないから」と先に言ってしまう誰かに何かをお願いしても、「どうせ無理だろう」と考えることがあります。楽しみな予定ができても、「きっと何かある」と期待しすぎないようにする。人間関係でも、「この人もいつか離れていく」と最初から少し距離を取る。期待しなければ、がっかりしなくて済みます。だから、自分の気持ちが動きそうになるたびに、先回りして諦めてしまうのです。それは冷めているからではなく、もう傷つきたくない心の工夫なのかもしれません。期待を小さくすると、傷つく可能性も小さくなる臨床心理学では、人は以前の経験をもとに、これから起こることを予測すると考えます。信じたのに裏切られた。楽しみにしていたのに駄目になった。頼ったのに応えてもらえなかった。そんな経験が重なると、「最初から期待しないほうが安全だ」と感じるようになることがあります。期待を下げれば、失望したときの痛みも少なくて済みます。ただ、その守り方を続けていると、うれしい出来事まで素直に待つことが難しくなる場合があります。期待することと、全部を信じ切ることは違う期待を取り戻すために、「きっとうまくいく」と無理に信じる必要はありません。「うまくいったらうれしいな」くらいでも十分です。相手に何かを望んでもよいし、同時に「思い通りにならないこともある」と思っていて構いません。希望と不安は、一緒にあってよいものです。大切なのは、傷つかないように期待をゼロにすることではなく、期待している自分の存在を認めてあげることです。本当は楽しみにしている。本当は大切にしてほしい。そんな気持ちまで消さなくてよいのです。諦める前に、「本当はどうなっ
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