“期待しなければ傷つかない”と思うあなたへ。心理学が教える“諦めて守る心”との付き合い方

“期待しなければ傷つかない”と思うあなたへ。心理学が教える“諦めて守る心”との付き合い方

記事
コラム

「別に期待してないから」と先に言ってしまう

誰かに何かをお願いしても、「どうせ無理だろう」と考えることがあります。
楽しみな予定ができても、「きっと何かある」と期待しすぎないようにする。
人間関係でも、「この人もいつか離れていく」と最初から少し距離を取る。
期待しなければ、がっかりしなくて済みます。
だから、自分の気持ちが動きそうになるたびに、先回りして諦めてしまうのです。
それは冷めているからではなく、もう傷つきたくない心の工夫なのかもしれません。

期待を小さくすると、傷つく可能性も小さくなる

臨床心理学では、人は以前の経験をもとに、これから起こることを予測すると考えます。
信じたのに裏切られた。
楽しみにしていたのに駄目になった。
頼ったのに応えてもらえなかった。
そんな経験が重なると、「最初から期待しないほうが安全だ」と感じるようになることがあります。
期待を下げれば、失望したときの痛みも少なくて済みます。
ただ、その守り方を続けていると、うれしい出来事まで素直に待つことが難しくなる場合があります。

期待することと、全部を信じ切ることは違う

期待を取り戻すために、「きっとうまくいく」と無理に信じる必要はありません。
「うまくいったらうれしいな」くらいでも十分です。
相手に何かを望んでもよいし、同時に「思い通りにならないこともある」と思っていて構いません。
希望と不安は、一緒にあってよいものです。
大切なのは、傷つかないように期待をゼロにすることではなく、期待している自分の存在を認めてあげることです。
本当は楽しみにしている。
本当は大切にしてほしい。
そんな気持ちまで消さなくてよいのです。

諦める前に、「本当はどうなってほしい?」と聞いてみる

「どうせ無理」と思ったときは、その言葉の少し手前にある気持ちを探してみてください。
本当は会いたかった。
分かってほしかった。
大切に扱ってほしかった。
ひとりでは「期待しないほうが楽」という結論に戻ってしまうなら、誰かに話しながら探してみる方法もあります。
話しているうちに、自分が何を諦め続けてきたのかに気づくことがあります。
期待できるようになることより、期待して傷つくかもしれない自分も守れること。
そんな安心が少しずつ増えると、心は未来にもう一度、小さな余白を残せるのだと思います。

0822.png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す