“うれしいことほど人に話せない”あなたへ。心理学が教える“喜びを小さくする心”との付き合い方

“うれしいことほど人に話せない”あなたへ。心理学が教える“喜びを小さくする心”との付き合い方

記事
コラム

うれしいのに、話す前にブレーキをかけてしまう

仕事で褒められた。
欲しかったものが手に入った。
ずっと頑張っていたことが、少しうまくいった。
本当は誰かに聞いてほしいのに、「自慢だと思われるかも」と考えて黙ってしまうことがあります。
相手は大変そうだから、今は言わないほうがいい。
こんなことで喜ぶのも恥ずかしい。
そうして自分のうれしさを小さくしているうちに、せっかくの出来事なのに素直に喜べなくなることがあります。
つらい気持ちだけでなく、うれしい気持ちを人に見せることにも勇気が必要な人はいます。

喜びを見せることにも、人間関係の不安がある

臨床心理学では、感情はひとりの心の中だけでなく、人との関係の中でも扱われるものだと考えます。
「そんなことで喜ぶの?」と言われた経験がある。
うれしい話をしたら、相手の機嫌が悪くなった。
自慢する人になってはいけないと言われてきた。
そんな経験が重なると、喜びを見せることにも警戒が生まれる場合があります。
悲しみを隠すのと同じように、喜びを隠すことも、自分を傷つけないために身につけた方法なのかもしれません。

“自慢する”と“うれしかったと伝える”は違う

うれしい出来事があったときは、「これを話したらどう思われるか」より先に、「私は何がうれしかったのだろう」と確かめてみてください。
頑張ったことを認めてもらえた。
自分にもできると思えた。
誰かとの時間が楽しかった。
そうした気持ちを、「ちょっと聞いてほしいんだけど、今日うれしいことがあって」と伝えてもよいのです。
相手より自分が優れていると示すことと、自分の喜びを誰かと分かち合うことは同じではありません。
喜びにも、安心して外へ出ていく場所があってよいのだと思います。

うれしさを話せる相手も、心を支えてくれる

悩んだときだけが、誰かに話すタイミングではありません。
「今日はこんなことがあって、ちょっとうれしかった」と話せることも、人とのつながりをつくります。
それでも喜びを口にするのが怖いなら、「うれしいことを話すと、なぜか申し訳なくなる」と話してみるのも一つです。
言葉にしていくうちに、自分がいつから喜びを遠慮するようになったのかが見えてくることがあります。
つらさを受け止めてもらうことと同じくらい、うれしさを一緒に喜んでもらうことも大切です。
自分の心に起きたよいことまで、誰かに遠慮して小さくしなくてもよいのだと思います。

0901.png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す