“送信”を押すまで何度も文章を直してしまうあなたへ。心理学が教える“誤解されたくない心”の休ませ方

“送信”を押すまで何度も文章を直してしまうあなたへ。心理学が教える“誤解されたくない心”の休ませ方

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コラム

たった数行なのに、なかなか送れない

友人へのLINEや、職場へのちょっとした連絡。
書く内容は決まっているのに、送信するまで妙に時間がかかることがあります。
「この言い方だと冷たく見えるかな」と書き直す。
絵文字を足して、やっぱり消す。
読み返しているうちに、今度は丁寧すぎる気がしてくる。
ようやく送っても、「変に受け取られなかったかな」とまた気になる。
文章を書くことより、相手がどう受け取るかを考えることに疲れているのかもしれません。

文章には、相手の表情が見えない

臨床心理学では、人とのやり取りでは、言葉だけでなく表情や声の調子、間なども手がかりになると考えます。
対面なら、少し強い言い方になっても、笑顔や声の柔らかさで伝わることがあります。
でも、文字にはそれがありません。
だから、「怒っていると思われたらどうしよう」「嫌な感じに見えたらどうしよう」と、足りない情報を頭の中で補おうとします。
もともと人の反応をよく気にする人ほど、一通のメッセージにもたくさんの意味を背負わせてしまうことがあります。

“誤解されない文章”を目指しすぎなくていい

どれだけ丁寧に書いても、相手がどう受け取るかを完全にコントロールすることはできません。
そこで、「完璧に伝わる文章」ではなく、「必要なことが伝わる文章」を目標にしてみてください。
一度読み返して、失礼な表現がなければ送る。
少しくらいそっけなく見えても、必要ならあとから補えばいい。
人間関係は、一通のメッセージだけで決まるものではありません。
少し曖昧さを残したまま送ることも、相手との関係を信じる練習になるのだと思います。

何をそんなに怖がっているのか、考えてみる

それでも送信するたび強く緊張するなら、「もし誤解されたら、私は何が一番怖いのだろう」と考えてみてもよいでしょう。
嫌われることなのか。
怒らせることなのか。
「面倒な人」と思われることなのか。
ひとりで考えるとまた文章の正解探しに戻ってしまうなら、「メッセージ一つ送るのにもすごく気を遣う」と誰かに話してみるのもひとつです。
話しているうちに、本当に疲れていたのは文章を書くことではなく、人からどう見られるかをずっと気にしてきたことだったと気づく場合があります。
送信ボタンを押すたび、自分まで採点しなくてよいのです。

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