“断るだけなのに長い説明をしてしまう”あなたへ。心理学が教える“納得してもらわなきゃ”のほどき方

“断るだけなのに長い説明をしてしまう”あなたへ。心理学が教える“納得してもらわなきゃ”のほどき方

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コラム

「行けません」だけでは、なんだか足りない

誘いを断るとき、「その日は仕事があって、その前にも予定が入っていて……」と、必要以上に説明してしまうことがあります。
お願いを断るときも、「本当はやりたいんですけど」と何度も付け加える。
短く断れば済むはずなのに、相手が納得してくれる理由を一生懸命探してしまいます。
そして送ったあとも、「ちゃんと分かってもらえただろうか」と気になる。
これは説明が好きだからではなく、「断った自分を悪く思われたくない」という不安が関係しているのかもしれません。

理由を増やすほど、安心できる気がする

臨床心理学では、人は相手との関係が揺らぎそうだと感じると、それを安全に保とうとすることがあります。
断ったら嫌われるかもしれない。
わがままだと思われるかもしれない。
相手をがっかりさせるかもしれない。
そこで詳しく説明して、「私が断るのには仕方のない事情があります」と分かってもらおうとするのです。
丁寧に説明すること自体は悪くありません。
ただ、相手に納得してもらえなければ断ってはいけないと思うようになると、自分の意思より相手の評価が優先されてしまいます。

“正当な理由”がなくても、断っていいことがある

もちろん、仕事などでは事情を説明したほうがよい場面もあります。
でも、すべての人間関係で、自分の選択を証明する必要があるわけではありません。
「今回はやめておきます」
「その日は難しいです」
それだけで十分なこともあります。
疲れている。
気が進まない。
ひとり
で過ごしたい。
それらも、自分の予定を決めるための立派な感覚です。
断るために、誰もが納得する理由を用意しなくてもよいのです。

説明したくなったら、“誰に許可をもらいたい?”と考える

断るたびに長い説明をしてしまうなら、「私は今、誰に納得してもらおうとしているのだろう」と考えてみてください。
目の前の相手だけではなく、過去に怒られたり責められたりした経験が影響していることもあります。
自分でも理由が分からなければ、「断るだけなのに、いつも言い訳みたいになってしまう」と誰かに話してみるのも一つです。
話しているうちに、本当に怖かったのは断ることではなく、断ったあとの相手の反応だったと気づく場合があります。
相手に理解してもらうことは大切です。
でも、自分の気持ちを自分が認めることも、同じくらい大切なのだと思います。

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