“身近な人ほど本音を話せない”あなたへ。心理学が教える“近い相手には言えない気持ち”の扱い方

“身近な人ほど本音を話せない”あなたへ。心理学が教える“近い相手には言えない気持ち”の扱い方

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コラム

大切な人だからこそ、言えないことがある

つらいとき、家族や友人に話せばよいと分かっていても、なぜか話せないことがあります。
心配をかけたくない。
重いと思われたくない。
変に気を遣われるようになるのも嫌だ。
何より、これからも付き合っていく相手だからこそ、知られたくない自分もあります。
その結果、身近な人とは普通に話しているのに、本当に困っていることだけは一人で抱えてしまう。
親しい相手に何でも話せることだけが、よい関係とは限りません。

関係が近いほど、話した“その後”まで考えてしまう

臨床心理学では、人は相手との関係の中で、自分の言葉がどのような影響を与えるかを考えながら話していると捉えます。
家族に仕事の悩みを話したら、ずっと心配されるかもしれない。
友人に人間関係の愚痴を話したら、相手を見る目まで変わるかもしれない。
親しい人ほど、自分の話が関係に残ることを意識します。
だから、話せないのは信頼していないからではありません。
その関係を大切にしているからこそ、言葉を慎重に選んでいる場合もあるのです。

“関係の外にいる人”だから話せることもある

身近な人に話しにくいときは、少し距離のある相手に話す方法があります。
これから毎日顔を合わせるわけではない。
共通の知人もいない。
話したことで、普段の人間関係が変わる心配も少ない。
そうした距離があるからこそ、「実はこんなことを考えている」と言えることがあります。
誰に話すかを選ぶことも、自分の心を守る大切な工夫です。
すべての悩みを、身近な人だけで支えてもらわなくてもよいのです。

誰にも言えなかったことは、まだ言葉になっていないこともある

長く一人で抱えてきた悩みは、いざ話そうとしてもうまくまとまらないことがあります。
「こんなことを話していいのかな」と迷うこともあるでしょう。
それでも、誰かに聞いてもらいながら言葉にしていくと、自分が本当は何に傷つき、何を望んでいたのかが見えてくる場合があります。
すぐに答えを出す必要はありません。
身近な人には言えないことを、身近ではない誰かに話す。
そんな場所をひとつ持っておくことも、心をひとりきりにしないための方法なのだと思います。

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