“昔の失敗を急に思い出して恥ずかしくなる”あなたへ。心理学が教える“過去の自分を責める心”のほどき方

“昔の失敗を急に思い出して恥ずかしくなる”あなたへ。心理学が教える“過去の自分を責める心”のほどき方

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コラム

何年も前のことなのに、急に恥ずかしくなる

お風呂に入っているときや、布団に入ったあとに、昔の失敗を突然思い出すことがあります。
学生時代に言ってしまった一言。
職場での気まずいやり取り。
思い出した瞬間、「なんであんなことをしたんだろう」と胸がぎゅっとなる。
相手はもう覚えていないかもしれないのに、自分だけが何年も前の自分を責め続けてしまいます。
過去は変えられないからこそ、答えの出ない反省が何度も繰り返されることがあります。

今の自分だから、昔の自分の未熟さが見える

臨床心理学では、過去の出来事を現在の自分の視点から捉え直すことがあります。
「あんな言い方をしなければよかった」と思えるのは、今なら別の言い方を知っているからかもしれません。
つまり、昔の自分を恥ずかしいと感じられること自体が、その後に経験を重ねてきた証でもあります。
それなのに、今の知識や経験を使って、当時の自分を採点してしまう。
そうすると、昔の自分はいつまでも不合格になってしまいます。

「今ならどうする?」に変えてみる

昔の失敗が浮かんだら、「なぜあんなことをしたのか」と責め続ける代わりに、「今の自分ならどうするだろう」と考えてみてください。
今なら謝る。
少し黙って考える。
相手に自分の気持ちを落ち着いて伝える。
そう思えるなら、その経験からすでに何かを受け取っています。
反省とは、過去の自分を罰し続けることではなく、これからの自分の行動に生かすことでもあります。

昔の自分にも、事情があったのかもしれない

それでも繰り返し思い出す出来事には、恥ずかしさ以外の気持ちが残っていることがあります。
本当は傷ついていた。
必死だった。
誰かに分かってほしかった。
そんな背景は、一人で思い返しているだけでは見えにくいことがあります。
「ずっと昔のことなんですが」と誰かに話してみると、当時の自分を少し違う角度から見られる場合があります。
過去を消すことはできませんが、過去の自分への接し方は変えていけます。
今の自分が、あの頃の自分をもう少し理解してあげてもよいのだと思います。

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