“周りだけ先に進んでいる気がする”あなたへ。心理学が教える“人生の遅れ”への焦りのほどき方

“周りだけ先に進んでいる気がする”あなたへ。心理学が教える“人生の遅れ”への焦りのほどき方

記事
コラム

人の近況を知るたび、自分だけ止まっている気がする

友人が転職した。
同僚が昇進した。
知人が結婚したり、新しいことを始めたりしている。
そんな話を聞くと、祝福したい気持ちはあるのに、心のどこかがざわつくことがあります。
「それに比べて自分は何をしているんだろう」と考え始める。
昨日までは普通に過ごしていたはずなのに、急に自分の人生だけが遅れているように感じる。
でも、人の前進が見えたからといって、あなたが後退したわけではありません。

人は、自分の現在と相手の“見える部分”を比べてしまう

臨床心理学では、人は周囲との比較を通して、自分の状態を確かめることがあると考えます。
ただ、比較するときに見えているのは、相手の人生のごく一部分です。
転職したことは見えても、そこに至るまでの迷いは見えない。
楽しそうな生活は見えても、その人の不安までは分かりません。
一方、自分については、失敗も迷いも停滞も全部知っています。
そのため、「相手の結果」と「自分の途中経過」を比べて、自分だけ遅れているように感じることがあります。

「どこまで進んだ?」より「今、何が必要?」と考える

焦りが出てきたら、「自分も早く何かしなければ」と動く前に、今の自分に必要なものを考えてみてください。
休むことかもしれません。
仕事を続けながら少し考える時間かもしれません。
誰かに相談しながら、自分が本当は何を望んでいるのか整理することかもしれません。
人生には、外から見て分かりやすく進む時期と、内側で考えを深める時期があります。
立ち止まっているように見える時間にも、その人なりの意味があるのです。

焦りの中には、“本当はどう生きたい?”が隠れている

誰かを見て焦ったときは、「その人の何がうらやましかったのだろう」と考えてみるのも一つです。
仕事そのものなのか。
自由そうな暮らしなのか。
誰かに認められている感じなのか。
そこには、自分がまだ言葉にできていない願いが隠れていることがあります。
ひとりで考えると「もっと頑張らなきゃ」という結論に戻ってしまうなら、その焦りを誰かに話してみてもよいでしょう。
人生のペースは、他人の予定表では決まりません。
焦りを消すことより、その焦りが何を教えようとしているのかを一緒に見ていくことが、自分の歩幅を取り戻すきっかけになるのだと思います。

0831.png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す