“何もしていない時間が落ち着かない”あなたへ。心理学が教える“忙しくしていたい心”の休ませ方

“何もしていない時間が落ち着かない”あなたへ。心理学が教える“忙しくしていたい心”の休ませ方

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コラム

暇になると、なぜか不安になる

仕事が早く終わった。
休日なのに、特に予定がない。
本当ならゆっくりできるはずなのに、何もしないでいると妙に落ち着かなくなることがあります。
掃除を始めたり、返信する必要のないメールを確認したり、次にやることを探したりする。
休んでいても、「こんなことをしていていいのかな」と焦ってしまう。
そして、結局一日中何かをして、夜になると疲れている。
忙しいことがつらいはずなのに、暇になることもつらいという人は、決して珍しくありません。

忙しさが、不安を感じないための方法になることがある

臨床心理学では、何かに集中している間は、心の中にある別の感情を感じにくくなることがあると考えます。
仕事をしている間は、やるべきことだけを考えればよい。
予定が詰まっていれば、次の行動へ進めばよい。
ところが、何もすることがなくなると、普段は奥に置いていた不安や寂しさ、考えたくなかったことが浮かんでくる場合があります。
そのため、無意識のうちに予定を増やし、「考えなくて済む状態」をつくろうとすることがあります。
忙しさは、ときに心を守る役割も果たしているのです。

何もしない時間を、いきなり楽しもうとしなくていい

「もっとゆっくり休もう」と思っても、急にはできないことがあります。
そんなときは、一日中何もしないのではなく、まず十分だけ予定のない時間をつくってみてください。
コーヒーを飲む。
窓の外を見る。
音楽を一曲だけ聴く。
そこで落ち着かなさが出てきたら、「何かしなきゃ」と動く前に、「今、何が気になっているのだろう」と少しだけ眺めてみます。
休む練習とは、何も感じなくなることではなく、何もしないときに出てくる気持ちと少しずつ付き合えるようになることなのかもしれません。

忙しさを止めたときに見えてくるもの

予定を減らすと不安になるなら、その不安には理由があるのかもしれません。
役に立っていないと価値がない気がする。
立ち止まると将来のことを考えてしまう。
ひとりになると寂しさが出てくる。
そうした気持ちは、ひとりで考えているとますます大きくなることがあります。
「何もしていないと落ち着かないんです」と誰かに話してみるだけでも、自分が何から逃げるように忙しくしていたのかが見えてくる場合があります。
休めない自分を責める必要はありません。
何もしなくても大丈夫だと心が知っていくには、安心して立ち止まれる時間が必要なのだと思います。

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