“調子がいい日に全部やろうとしてしまう”あなたへ。心理学が教える“元気の使い切り”を防ぐ方法

“調子がいい日に全部やろうとしてしまう”あなたへ。心理学が教える“元気の使い切り”を防ぐ方法

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コラム

元気な日は、遅れを取り戻したくなる

昨日まで動けなかったのに、今日は少し身体が軽い。
すると、掃除も買い物も連絡も、今日のうちに全部済ませたくなることがあります。
また調子が落ちる前に、遅れていた分を取り戻したい。
そうして予定を詰め込み、夜にはぐったりしてしまう。
翌日また動けなくなると、「やっぱり自分は続かない」と落ち込むこともあります。
けれど、それは意思が弱いからではなく、元気を一日で使い切っているのかもしれません。

心は、動けなかった時間を埋め合わせようとする

臨床心理学では、人はできなかったことが残っていると、それを早く終わらせて安心しようとすると考えます。
休んでいた間の遅れや、周囲に迷惑をかけたという思いがあると、調子のよい日に頑張りすぎやすくなります。
「今日できるなら、もっとできるはず」と自分に求めることもあります。
元気になった喜びより、再び動けなくなる怖さが先に立っているのです。
頑張りすぎる心は、早く普段どおりに戻ろうとしているのかもしれません。

“できる量”ではなく、“残せる量”を考える

調子がよい日は、限界まで動くのではなく、明日の自分に元気を残すことも大切です。
やることを3つに絞る。
途中で一度休む。
まだ動けそうなところで終える。
物足りなく感じても、それは失敗ではありません。
数日後まで続けられる量を選ぶことが、心身の安定につながります。
元気な日に休むことも、元気を保つための行動です。

頑張り方の癖は、話すと見えやすくなる

いつも「動ける日に全部やる」を繰り返すなら、何をそれほど急いでいるのかを考えてみてください。
遅れを責められるのが怖いのか。
役に立てない自分が不安なのか。
元気でいなければならないと思っているのか。
ひとりでは分からないときは、「調子がいいと頑張りすぎてしまう」と誰かに話してみるのも一つです。
言葉にすると、自分を追い立てていた理由が見えてくることがあります。
元気な日は、すべてを取り戻す日ではありません。
明日も自分でいられるように、力を残して終えてよい日なのだと思います。

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