“見ないと決めたのにSNSを見てしまう”あなたへ。心理学が教える“つながりを確かめる心”の休ませ方

“見ないと決めたのにSNSを見てしまう”あなたへ。心理学が教える“つながりを確かめる心”の休ませ方

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コラム

見たあと苦しくなるのに、また開いてしまう

別れた相手や、距離を置いた人のSNSを何度も確認してしまうことがあります。
新しい投稿はないか。
誰と一緒にいるのか。
自分のことを忘れて、楽しそうにしていないか。
見ても気持ちが楽になるとは限りません。
むしろ、知らなくてもよかったことを知り、胸が苦しくなる場合もあります。
それでも時間がたつと、またスマホを手に取ってしまう。
そんな自分を「未練がましい」「意志が弱い」と責めたくなる人もいるでしょう。
しかし、確認を繰り返す心は、単に相手を追いかけているだけではないのかもしれません。

心は、分からないまま終わることを怖がる

臨床心理学では、大切だった関係が曖昧なまま変化すると、心はその意味を確かめようとすると考えます。
相手は今、何を思っているのか。
あの関係は何だったのか。
自分だけが傷ついているのではないか。
答えが見つからないため、SNSの投稿から手がかりを探そうとするのです。
確認した直後は、少しだけ分かったような気持ちになることがあります。
けれど、投稿から相手の本心までは分かりません。
そのため新しい疑問が生まれ、もう一度確かめたくなるのです。

“二度と見ない”より、少し間をつくってみる

SNSを確認しないために、急に相手を忘れようとする必要はありません。
まずは、見たくなったら十分だけ待つと決めてみてください。
その間に、「今、何を知りたいのだろう」と自分へ問いかけます。
相手が幸せかどうか。
自分を覚えているかどうか。
それとも、つながりが完全に消えていないと感じたいのか。
確認したいことを言葉にすると、SNSを見る以外の方法で扱える気持ちが見つかることがあります。
アプリを目につかない場所へ移すなど、心が立ち止まれる小さな工夫も役立ちます。

本当に確かめたいのは、自分の気持ちかもしれない

相手の投稿を見続けても、失ったものへの寂しさや悔しさが消えるとは限りません。
必要なのは、相手の今を詳しく知ることではなく、自分に何が残っているのかを整理することかもしれません。
悲しかった。
置いていかれた気がした。
まだ大切に思っている。
そうした気持ちは、誰かに話して初めて形になることがあります。
「また見てしまった」と責めるより、「まだ心が追いついていないのだな」と受け止めてみてください。
相手とのつながりを確かめる代わりに、自分の心とのつながりを少しずつ取り戻していけばよいのだと思います。

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