“期待されると逃げたくなる”あなたへ。心理学が教える“応えなきゃ”から心を守る方法

“期待されると逃げたくなる”あなたへ。心理学が教える“応えなきゃ”から心を守る方法

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うれしいはずなのに、期待されると苦しくなる

「あなたならできるよ」
「頼りにしているからね」
そう言われると、うれしいより先に心が重くなることがあります。
期待に応えたい気持ちはあるのに、「失敗したらどうしよう」と不安になる。
頼られるほど、その場から逃げたくなることさえあります。
そして、「せっかく信じてもらっているのに」と、そんな自分を責めてしまう。
けれど、期待されることが苦しいのは、やる気がないからとは限りません。
むしろ、人の期待を真剣に受け止めすぎるからこそ、重く感じている場合があります。

期待が“約束”のように聞こえてしまう

臨床心理学では、人は相手の言葉そのものだけでなく、そこに含まれている意味を自分なりに受け取っていると考えます。
「期待しているよ」という言葉を、「失敗してはいけない」と受け取る人もいます。
「頼りにしている」を、「断ってはいけない」と感じることもあります。
これまで期待に応えることで認められてきた人ほど、相手の期待と自分の価値が結びつきやすくなります。
うまくできれば安心する。
できなければ、がっかりされる気がする。
その緊張が大きくなると、頑張るより先に逃げたくなることがあるのです。

相手の期待と、自分の責任を分けてみる

期待されたときは、「相手が望んでいること」と「自分が引き受けられること」を分けて考えてみてください。
期待されたからといって、必ず応えなければならないわけではありません。
今の自分にできる範囲を伝えてもよいのです。
「そこまでは難しいけれど、ここまでならできます」と答えることもできます。
相手があなたに期待することは、相手の自由です。
そして、その期待をどこまで引き受けるかを決めることは、あなたの側に残されています。
期待に応えないことと、相手を裏切ることは同じではありません。

“逃げたい気持ち”にも、理由がある

期待されるたびに苦しくなるなら、「何が一番怖いのだろう」と考えてみてください。
失敗すること。
がっかりされること。
一度できたら、ずっと求められること。
誰かに話してみると、自分でも気づかなかった怖さが見つかることがあります。
「期待されるとしんどい」と、そのまま話し始めても構いません。
頑張る方法を考える前に、なぜ頑張らなければならない気がするのかを整理することも大切です。
期待を全部背負わなくても、人との関係は続けられます。
誰かの期待より先に、自分がどこまでなら安心して進めるのかを確かめてよいのだと思います。

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