“人に頼ると依存してしまいそうで怖い”あなたへ。心理学が教える“ひとりで抱える心”のゆるめ方

“人に頼ると依存してしまいそうで怖い”あなたへ。心理学が教える“ひとりで抱える心”のゆるめ方

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コラム

人に話すくらいなら、自分で何とかしたい

つらいことがあっても、「自分で解決しなければ」と考えることがあります。
誰かに相談すれば楽になるかもしれない。
でも、一度頼ったら自分で考えられなくなりそうで怖い。
弱い人だと思われるのも嫌だし、相手に負担をかけたくもない。
そうして限界近くまで、ひとりで考え続けてしまいます。
自分で何とかしようとする力は大切です。
ただ、「自分で立つこと」と「誰にも頼らないこと」は、必ずしも同じではありません。

頼らないことが、自分を守ってきたのかもしれない

臨床心理学では、人との関係の築き方には、それまでの経験が影響すると考えます。
頼ったのに十分に応えてもらえなかった。
弱音を見せたら否定された。
自分のことは自分でしなさいと言われてきた。
そんな経験があると、「人に頼るより自分でやったほうが安全だ」と感じるようになることがあります。
だから、誰かに相談することに抵抗があるのは、単に頑固だからではありません。
頼らないことで、自分を守ってきた部分もあるのかもしれません。

“頼る”と“任せきる”は違う

誰かに話を聞いてもらうことは、自分の人生をその人に決めてもらうことではありません。
「どうしたらいいですか」と答えを求めるだけが相談でもありません。
今の状況を言葉にする。
自分が何を感じているのか確かめる。
考えていることを、一度誰かと一緒に眺めてみる。
そのうえで、最後にどうするかを決めるのは自分です。
人の力を借りながら自分で考えることも、自分の足で立つひとつの形なのだと思います。

話したあと、自分に戻ってこられる関係を

安心して頼れる相手とは、あなたの代わりに答えを出してくれる人ではありません。
話を急かさず、考えを押しつけず、一緒に整理してくれる人です。
「こんなことを話していいのかな」と思う内容からでも構いません。
話しているうちに、自分の中にすでにあった答えに気づくこともあります。
相談したあとに、「言われた通りにしなければ」ではなく、「自分はどうしたいだろう」と考えられる。
そんな関係なら、頼ることは自分を失うことではありません。
ひとりで抱える力だけでなく、必要なときに誰かの力を借りられることも、心を支える大切な力なのだと思います。

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