“みんなそうだよ”と言われると、余計につらくなるあなたへ。心理学が教える“比べられた気持ち”の守り方

“みんなそうだよ”と言われると、余計につらくなるあなたへ。心理学が教える“比べられた気持ち”の守り方

記事
コラム
励ましてくれたはずなのに、なぜか黙りたくなる
勇気を出して「最近ちょっとしんどくて」と話したら、「そんなの誰にでもあるよ」と言われた。
相手はきっと、深刻に考えすぎなくていいよ、と伝えたかったのだと思います。
でも、その言葉を聞いた瞬間、急に話す気がなくなることがあります。
「みんな我慢しているのに、私は弱いのかな」と思ってしまう。
そして、「まあ、大したことじゃないんだけどね」と、自分から話を終わらせてしまう。
励まされたはずなのに、なぜか少し寂しい。
そんな経験をしたことがある人は、案外多いのではないでしょうか。

“普通かどうか”と、“つらいかどうか”は別の話
臨床心理学では、その人が経験している苦しさを、まずその人自身の感じ方として理解することを大切にします。
同じような悩みを抱えている人が何万人いたとしても、今あなたがつらいことには変わりありません。
仕事で落ち込むことは珍しくない。
人間関係で傷つくことも、誰にでもある。
でも、「よくあること」であることと、「我慢できること」は同じではありません。
他の人なら平気だったとしても、自分には苦しいことがあります。
気持ちは多数決で決まるものではないのです。

“これくらいで”を、自分にも言わないでみる

誰かに「みんな同じだよ」と言われると、今度は自分まで「これくらいで悩んじゃダメだ」と言い始めることがあります。
そんなときは、「大したことかどうかは置いておいて、私は何がつらかったんだろう」と考えてみてください。
眠れないくらい気になった。
言われた一言がずっと残っている。
毎朝、仕事に行くのが重たい。
そうした自分の反応には、ちゃんと理由があります。
悩みの大きさを測るより、自分の中で何が起きているのかを見るほうが、心を整理する手がかりになります。

比べずに聞いてもらえると、話せることがある

「こんなことで相談していいのかな」と思うときほど、誰かに話してみる意味があります。
大きな事件でなくても、立派な理由がなくても構いません。
「人から見たら大したことじゃないと思うんですけど」と始めても大丈夫です。
比べずに聞いてもらえると、それまで小さく扱っていた自分の気持ちが、少しずつ言葉になることがあります。
悩みには、相談してよい最低ラインがあるわけではありません。
「私はつらかった」という事実だけで、誰かに聞いてもらう理由としては十分なのだと思います。

1003.png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す