絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

3 件中 1 - 3 件表示
カバー画像

「作れる」と「やっていい」は別だった —— robots.txtで一度、心が折れた話(副業ツール開発記#2)

競合サイトの価格を自動でチェックするツールを作っています。副業で、会社員をやりながら。作っている最中は、正直けっこう楽しかったんです。価格を集めて、前回より下がったら赤、上がったら青で色分けして……「おお、ちゃんと動く」と。ところが、ある事実にぶつかって、一度心が折れました。大手ECは、規約でデータの自動取得が禁止されている。つまり、Amazonや楽天は対象にできない。正直に言うと、私はネットショップと言われて思い浮かぶのが、その"メジャーなところ"くらいしかありませんでした。だから最初にこれを知ったとき、「え、それって……このツール、意味ないんじゃない?」と、一瞬本気で思ってしまったんです。一番有名な場所が全部ダメなら、どこの価格を見るんだ、と。「作れる」と「やっていい」は、別の話だったでも、調べていくうちに、だんだん頭が冷えてきました。そもそも、なぜダメなのか。価格を自動で何度も取りに行くという行為は、相手のサーバーに負荷をかけます。更新を連打すればサーバーが重くなる、みたいな話は、なんとなく知っていました。度を越せば、DDoSのように相手の迷惑になりかねない。だから「勝手に大量に取りに来ないでね」というルールがある。これに気づいたとき、「あ、ちゃんと守られてるんだな」と思いました。取る側の都合じゃなくて、取られる側(サイト)を守るためのルール。言われてみれば当たり前なんですが、作れてしまうと、つい「取れるんだからいいだろう」と考えがちで。技術的に"できる"ことと、"やっていい"ことは、別の話。当たり前のようで、道具を手にすると忘れそうになる線引きでした。非エンジニアの私が
0
カバー画像

「売って終わり」が好きな私が、初めて「売った後も付き合う」商品を作った話(副業ツール開発記#1)

副業でツールを作って売っています。会社員をやりながら、ココナラでだけですが。改めて自分のことを少し話すと、元々は営業で、その後は管理職をやってきました。困っている人を見て「これ、こう解決できますよ」とパッケージにして渡すのが、昔から好きです。逆に、契約書のやりとりとか、返金対応とか、クレームの調整とか——「取ったあとの細かい調整仕事」がとにかく苦手で、そこに入ると一気に熱が冷めるタイプです。だから、私が作る商品はずっと「買い切り型」でした。一度買ってもらったら、あとは手がかからない。売って終わり。この形が自分には合っている、とずっと思っていました。ところが今回、その真逆の商品を出しました。競合サイトの価格を自動でチェックするツールなんですが、これがなかなかの"付き合う"商品でして。お客様ごとに設定を個別に調整する必要があって、購入前にも「あなたのサイト、対応できますか?」という相談を受けて、売ったあともサポートがある。要するに、僕が苦手なはずの「売った後も付き合う」フルコースなんです。踏み込む前は、正直けっこう迷いました一番の不安はこれでした。私はエンジニアではありません。もし「ここを直してほしい」という修正依頼が来たとき、自分にちゃんと対応できるんだろうか。まだ一件も来ていないのに、来たらと想像するだけで、少し怖かった。それでも「やる」と決めた理由は、かっこいいものばかりじゃありません。ひとつは、需要を感じたこと。競合の値段を毎日手で見て回るのって、地味に大変で、そこに困っている人は確実にいるはずだと思いました。自分も営業職で価格チェックってやってましたが面倒くさくて。もうひ
0
カバー画像

「どんなサイトでも取れます」と、書かなかった話(副業ツール開発記#3)

出品ページの説明文を書いているとき、指が止まった一文があります。「どんなサイトの価格でも取得できます」書けば、たぶん強そうに見える。迷っている人の背中を押せそうな一文です。実際、私は書きたかった。もっと言えば「書けるようになりたかった」Amazonでも楽天でも、大手のサイトでスッと動いてくれたら、どんなに気持ちよかっただろうと、何度も思いました。でも、書きませんでした。書けなかったのは、嘘になるから前回の記事で、robots.txtと利用規約の話を書きました。調べていくうちに、大手ECは規約でそもそも対象外だと分かった。技術的に「作れる」ことと、「やっていい」ことは別だった、という話です。その線を一度引いてしまうと、もう「どんなサイトでも取れます」とは書けなくなります。書いた瞬間、それは誇大広告になる。自分で引いた線を、自分の売り文句で踏み越えることになる。一文の見栄えのために、そこまではできませんでした。一番こわかったのは「意味あるの?」正直に言うと、線を引いたあと、しばらく落ち込みました。大手に対応していない価格収集ツールって、意味あるのかな、と。世の中の人がまず思い浮かべる「価格を見たいサイト」って、たいてい大手じゃないですか。そのど真ん中を外したツールに、価値なんてあるんだろうか——そう思うと、出品ボタンを押す手が重くなりました。ここは、まだ完全には割り切れていません。ただ、考えているうちに一つだけ見えてきたことがあります。大手ができないなら、誰のためのツールなのか大手ECは、規約で守られていて、そもそも自動収集を許していない。だから逆に言えば、大手を見張りたい人は、は
0
3 件中 1 - 3