占いには興味がなかった私が、この暦だけ聞き続けた理由
玄明(げんめい)といいます。誕生日から、その人の設計を読むことをしています。こう書いておいて言うのも変なのですが、私はもともと、占いにあまり興味がありませんでした。当たった、外れた、という話は、聞いても何も残らなかった。その私が、この暦の話だけは最後まで聞いてしまいました。理由ははっきりしています。それを話していたのが、大学で研究をしている人だったからです。その人は、こう語りました。「宇宙とつながって、この暦を受け取った」ふつうなら、そこで終わる話です。同じ内容を別の場所で聞いていたら、私は聞き流していたと思います。先に断っておきますが、その人の職業は、この暦が正しい理由にはなりません。私が耳を傾けた理由であって、それ以上のものではない。ただ、そのぶん私の質問の仕方が変わりました。信じるか、信じないか、ではなく、なぜそうなるのか、を聞くようになった。宇宙が始まって、星ができて、そこに生命が生まれて、その並びのいちばん先に、私の誕生日が置かれる。なぜ、その順番なのか。なぜ、その日が、そこなのか。問い返すたびに、答えは返ってきました。宇宙とつながった、という部分が本当かどうかは、いまも分かりません。分からないものは、落としました。手元に残ったのは、暦の構造だけです。私がいま人に渡しているのは、その残ったほうです。誕生日は、たまたま決まった数字ではなく、その暦のどこに置かれたか、という「配置」なのだそうです。配置が分かると、自分の性格だと思っていたものが、「直すべき欠点」ではなく「そういう設計」に見えてきます。信じなくて大丈夫です。私自身、信じたのではなく、確かめられたところだけを持
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