統合失調症、自己破産……。暗闇を抜けて気づいた「支えられて生きている」という感謝
「自分は一人で生きている」若い頃の私は、どこかでそんな風に思っていました。自分の力で働き、自分の力で生活し、自分の力で成果を出す。誰かに頼ることは「弱さ」であり、人に迷惑をかけてはいけないと強く思い込んでいたのです。ですが、その価値観は人生の大きな挫折によって崩れ去ることになりました。過酷な3交代勤務で心身のバランスを崩し、統合失調症を発症したこと。焦りから挑戦した事業に失敗し、自己破産という形で経済的にも破綻したこと。人生のどん底に落ちたとき、私は「自分の力」では立ち上がることが完全にできなくなりました。人生のどん底で差し伸べられた手病気の症状が重い時期は、布団から起き上がることすらできず、頭の中を襲う不安と焦燥感に押しつぶされそうな日々を過ごしていました。経済的にもすべてを失い、「もう社会から必要とされていない」「自分は生きていても価値がないんじゃないか」と絶望していた私を救ってくれたのは、自分自身の力ではありませんでした。絶望的な状況でも見捨てず、病気と向き合ってくれた医療従事者の方々手続きや生活の再建のために親身になって動いてくださった専門家や福祉の支援者の方々どんな状態になっても温かい声をかけ続けてくれた家族や周囲の人たちそして、直接会ったことはなくても、ネットや本を通じて「生きていていいんだ」と思わせてくれた誰かの言葉。自分一人では息をすることすら苦しかった暗闇の中で、本当に多くの方々が手を差し伸べ、私を支えてくれていました。「人に頼る」という勇気自己破産や精神疾患という経験を通して、私は大切なことを学びました。それは、**「人間は、誰
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