“一度決めたら変えてはいけない”と思うあなたへ。心理学が教える“やめる選択”の受け止め方
決めたことを変えるのが怖い一度引き受けた仕事を断りたい。始めた習い事をやめたい。続けてきた関係から少し離れたい。そう思っても、「自分で決めたのだから最後までやらなければ」と苦しくなることがあります。途中で気持ちが変わるのは無責任な気がする。相手をがっかりさせるのも怖い。そのため、もう限界に近いのに、最初の決断を守り続けてしまいます。けれど、決めたときの自分と、今の自分では、見えているものが違っている場合があります。続けることで、自分の価値を守ろうとする臨床心理学では、人は自分を一貫した存在として感じたい気持ちを持つと考えます。途中でやめると、「根気がない」「信用されなくなる」と感じる人もいます。特に、周囲の期待に応えようとしてきた人ほど、やめることを失敗のように受け止めやすくなります。本当は疲れているのに、「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせる。それは、簡単に投げ出したいからではありません。これまで誠実であろうとしてきた心が、自分の評価や関係を守ろうとしているのです。選び直すことは、過去を否定することではない途中で考えを変えても、最初の決断が間違いだったとは限りません。実際に経験したからこそ、自分に合わないことが分かる場合もあります。以前は必要だったものが、今は負担になっていることもあります。大切なのは、「続けられるか」だけではなく、「続けることで何を失っているか」を確かめることです。時間。心の余裕。身体の調子。それらを守るために選び直すことも、十分に責任のある判断です。“やめたい理由”を誰かと整理してみるやめるか続けるかをひとりで考えていると、罪悪感ばかりが大きくなることがあり
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