“午後に予定があるだけで一日が落ち着かない”あなたへ。心理学が教える“待機モードの心”のほどき方
予定までの時間を、うまく使えない午後から人と会う予定がある。夕方に電話をしなければならない。夜に出かける用事が入っている。それだけで、朝から何となく落ち着かなくなることがあります。時間は十分にあるのに、別のことを始める気になれない。何度も時計を確認し、遅れないように頭の中で予定を繰り返す。結局、出発するまで何もできず、一日を無駄にしたような気持ちになる。これは、怠けているからではなく、心が早くから予定に備えている状態なのかもしれません。心が“待機モード”に入っている臨床心理学では、人は先に控えている出来事へ注意を向け、必要な準備をしようとすると考えます。時間を間違えないようにする。忘れ物をしないようにする。相手に迷惑をかけないようにする。心配が強いと、心は予定が始まるずっと前から“待機モード”に入ります。ほかのことに集中すると、肝心な予定を忘れてしまう気がするのです。そのため、身体は休んでいるようでも、心はずっと緊張を続けています。動けない自分を責めるほど、余裕はなくなる予定まで何もできなかったとき、「また時間を無駄にした」と自分を責めたくなるかもしれません。でも、責められた心は、さらに失敗しないよう警戒を強めます。まずは、「今日は予定に備えるため、心の一部がずっと働いていた」と捉えてみてください。そのうえで、出発時刻や準備するものを紙に書き、頭の外へ置いてみます。何度も確認しなくてもよい形にすることで、心に少し空きが生まれます。予定までの時間を完璧に活用しようとしないことも大切です。予定の前にも、自分の時間を残しておく待ち時間には、終わりの見えることを一つ選んでみてください。
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