“午後に予定があるだけで一日が落ち着かない”あなたへ。心理学が教える“待機モードの心”のほどき方

“午後に予定があるだけで一日が落ち着かない”あなたへ。心理学が教える“待機モードの心”のほどき方

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コラム

予定までの時間を、うまく使えない

午後から人と会う予定がある。

夕方に電話をしなければならない。
夜に出かける用事が入っている。
それだけで、朝から何となく落ち着かなくなることがあります。
時間は十分にあるのに、別のことを始める気になれない。
何度も時計を確認し、遅れないように頭の中で予定を繰り返す。
結局、出発するまで何もできず、一日を無駄にしたような気持ちになる。
これは、怠けているからではなく、心が早くから予定に備えている状態なのかもしれません。

心が“待機モード”に入っている

臨床心理学では、人は先に控えている出来事へ注意を向け、必要な準備をしようとすると考えます。
時間を間違えないようにする。
忘れ物をしないようにする。
相手に迷惑をかけないようにする。
心配が強いと、心は予定が始まるずっと前から“待機モード”に入ります。
ほかのことに集中すると、肝心な予定を忘れてしまう気がするのです。
そのため、身体は休んでいるようでも、心はずっと緊張を続けています。

動けない自分を責めるほど、余裕はなくなる

予定まで何もできなかったとき、「また時間を無駄にした」と自分を責めたくなるかもしれません。
でも、責められた心は、さらに失敗しないよう警戒を強めます。
まずは、「今日は予定に備えるため、心の一部がずっと働いていた」と捉えてみてください。
そのうえで、出発時刻や準備するものを紙に書き、頭の外へ置いてみます。
何度も確認しなくてもよい形にすることで、心に少し空きが生まれます。
予定までの時間を完璧に活用しようとしないことも大切です。

予定の前にも、自分の時間を残しておく

待ち時間には、終わりの見えることを一つ選んでみてください。
短い動画を見る。
洗い物だけ済ませる。
十分だけ散歩する。
「これが終わったら、もう一度予定を確認する」と決めておくと、心は少し動きやすくなります。
それでも予定のたびに一日中緊張してしまうなら、何をそれほど心配しているのか、誰かに話しながら整理することもできます。
予定を大切にすることと、その前の時間をすべて差し出すことは同じではありません。
待っている時間も、あなたのために使ってよい時間なのだと思います。

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