“私が悪いんですけど…”から話し始めてしまうあなたへ。心理学が教える“先に自分を責める心”のほどき方

“私が悪いんですけど…”から話し始めてしまうあなたへ。心理学が教える“先に自分を責める心”のほどき方

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コラム

悩みを話しているのに、なぜか自分を弁護している

誰かに嫌なことをされた話をしているのに、「でも私にも悪いところがあったんです」と付け加えてしまうことがあります。
本当は傷ついた話をしていたはずなのに、いつの間にか相手の事情まで説明している。
「私が気にしすぎなのかもしれませんけど」と前置きしてからでないと、自分の気持ちを話せない。
そうすると、聞いている人から「そんなに自分を責めなくてもいいんじゃない?」と言われて、初めて気づくことがあります。
私は、どうしてこんなに先回りして自分を悪者にしているんだろう、と。

先に自分を責めておくと、少しだけ安全なことがある

臨床心理学では、人は相手からどんな反応が返ってくるかを予想しながら話していると考えます。
「あなたにも原因があるんじゃない?」と言われるのが怖い。
わがままだと思われたくない。
一方的に相手を悪く言う人にもなりたくない。
そんな不安があると、誰かに指摘される前に、自分から「私も悪かった」と言っておくことがあります。
先に自分を責めておけば、あとから責められたときの痛みを少し減らせるような気がするからです。

誰が悪いかより、「私はどう感じた?」を先にしてみる

もちろん、自分の行動を振り返ることは大切です。
でも、傷ついた直後から反省会を始めなくても構いません。
まずは、「私は嫌だった」「悲しかった」「腹が立った」と、自分の側で起きたことを確かめてみてください。
相手にも事情があったかもしれません。
自分にも至らないところがあったかもしれません。
それでも、自分が傷ついたという事実まで消えるわけではありません。
気持ちを認めることと、相手を一方的に責めることは別なのです。

「私が悪いんですけど」ごと話してもいい

もし相談するとき、どうしても「私にも原因があって」と言いたくなるなら、無理にやめなくても大丈夫です。
「いつも自分を先に責めてからじゃないと話せないんです」と、そのこと自体を話してみてもよいでしょう。
聞いてもらううちに、自分が本当に怖かったのは出来事そのものではなく、「あなたが悪い」と言われることだったと気づく場合があります。
相談は、どちらが正しいか判定してもらう場所だけではありません。
誰にも裁かれずに、自分の感じたことをいったん置いてみる時間にもなります。
自分を責め終わってからでなくても、人に話してよいのだと思います。

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