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【介護士の独り言】「仕事が早い=良い介護士」という大いなる勘違い

​私は今、管理職を引退して現場の介護士として働いていますが、昔も今も変わらず、介護現場では常に「効率」が求められます。人手不足で忙しい現場だからこそ、効率を意識することはもちろん大切です。​しかし、現場には必ずこんな勘違いをする人が現れます。「効率的に仕事をこなせる人=優秀な介護士だ」と。​そう思い込んだ介護士は、とにかく効率だけを最優先し、自分中心のペースでケアを進めるようになります。入居者様のペースは無視され、安全性がおろそかになっていく。​そしてタチが悪いことに、そういう介護士に限って、「かわいそう」という言葉を使って自分の手抜きを正当化するのです。​「夜中に起こしてオムツ交換するのはかわいそうだから、やらなくていいよね」「長湯させるのは体力が奪われてかわいそうだから、サッと上がらせよう(お風呂業務を早く終わらせたいだけ)」​本人はそれが施設や周りのスタッフのため(=正義)だと思い込んでいるので、やたらと強気です。そして、楽をしたい他のスタッフもそこに同調していきます。​断言しますが、おおよそ虐待などの悲しい事件が起こる施設というのは、「業務を早くこなせる人=仕事ができる人」という評価をしている施設です。​介護における「効率のメリハリ」をつけているか?​効率ばかりを優先すると、目の前の入居者様へのケアが雑になります。かといって、一人の入居者様だけに付きっきりになると、他の入居者様への対応がおろそかになり、施設の1日の流れが崩壊します。​では、どうすればいいのか?大切なのは、介護業務を「効率化できる部分」と「絶対に効率化してはいけない部分」にきっちり分けることです。​⭕ 効
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【介護士の独り言】良かれと思った「個人面談」が、チームを崩壊させる引き金になる。

組織において、定期的な「面談」の機会をつくることは非常に大切です。個別に理念や目標を共有できますし、普段は言えない悩みや不安を吸い上げることで、不満の解消や働きやすさの向上に繋がります。​しかし、この面談も一歩やり方を間違えると、組織の士気を一瞬で奈落の底に突き落とす「毒薬」に変わってしまいます。​役職を引退し、現場介護士として働く私の身の回りで、先日こんなことがありました。​施設長と介護長による面談が行われ、「今思っていることや、話しておきたいことはない?」と聞かれたのです。スタッフの声を丁寧に拾い上げようとする姿勢に、最初は「とても良い機会だな」と感心していました。​しかし、数日後・・・フィードバックと称して、現場主任から私を含めたスタッフたちに、こんな内容が伝えられたのです。​「周りのスタッフから、あなたたちに対してこんな不満(愚痴)が出ている」「あのフロアは私語や愚痴が多いと言われている」​耳を疑いました。​役職者が「告げ口の拡声器」になってどうするのか​よくよく話を聞いてみると、ことの真相はこうでした。​コミュニケーションが苦手で、なかなか現場の輪に入れない介護士がいました。その人が、笑顔でテキパキと連携を取りながら仕事をしているメンバーたちを見て、「仲間外れにされている」「私語が多い」「誰かの悪口を言っているに違いない」と、被害妄想的に面談で不満をぶちまけたのです。​実際は、細かなケアの調整や確認を、カンファレンスを待たずにその場の立ち話でスピーディに決定・連携していただけでした。​問題は、役職者がその一方的な愚痴を真に受け、なんのフィルターも通さずに「フィードバッ
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