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語り朗読BAR自体を本当のBARに見立てそこで巻き起こるスタッフふたつきみつきのお話:語部朗読BAR物語ep3+【朗読動画】

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。 今回は、作者自身の北条むつき朗読でございます。 今回ご紹介の朗読動画は、語り朗読BAR自体を本当のBARに見立てそこで巻き起こるスタッフふたつきみつきのお話です。 良かったら聴いていただけると嬉しいです。・朗読動画もご用意しております。・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。◉朗読BAR物語作者 北条むつき朗読 水無月とあ。電脳空間BAR 18時はもうとっくに過ぎ、もう20時を迎えようとしているのに、この朗読BARにいるのは、バーテンダーとバックヤードに控える本を読む語り手だけ……。 私はここで働くバーテンダーの二月《ふたつき》みつきだ。ここ語り部朗読BARに入店して、もうかれこれ一年が経つ。 入店した頃は、活気に満ちていたこの朗読BARだったが……。最近はめっきり客層も変わり、というかお客自体が滅多に来ない。 今日もこの軽快なBGMを聴きながら閉店までカクテルグラスを磨くだけの清掃員と化して終わるのかな? しかし、この朗読BARもほんと、出来た当初は、それなりに色んな人間模様があったようだけど、私には関係ないか……。 私はこのBARがオープンしてから3ヶ月目ぐらいに入店した。その頃は結構盛んに色んなお客様が出入りして楽しい日々だったのになぁ……。 今じゃ、ざわめく店内なんて、週末の夜ぐらいなもんだなぁ。
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【朗読の定期便】ジェットストリーム朗読 朗読BAR物語#1 作者朗読【作業用/睡眠用】ショートショート

おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。 今回は、作者自身の北条むつき朗読でございます。 今回ご紹介の朗読動画は、80年代に流行った深夜の音楽ラジオ番組、ジェットストリームをパロディしながら、朗読していく展開の今回のお話です。お話自体は、完全オリジナルでございます。 良かったら聴いていただけると嬉しいです。・朗読動画もご用意しております。・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。◉ジェットストリーム朗読:オープニング台詞「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない 宇宙の営みを告げています。満天の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に 心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんでまいります。これからのひと時。北条むつきが、あなたにお送りする朗読の定期便。ジェット語り部朗読BARストリーム。皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、北条むつきです」。◉朗読BAR物語#1:爽快な朝を迎える朗読BAR作者・朗読:北条むつき「ああ、今日も疲れたなあ…。明日は休みだし、一人飲みでもするか?」 夜遅くに、仕事が終わり、飯より酒が恋しくなった俺は繁華街の路地を曲がる。すると何やら怪しげで、興
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初出勤日、挨拶の後、いきなり分厚いマニュアルを渡され、上司の指示を受ける伊月美玲のお話:欲に満ちた世界ep11+【朗読動画】

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。 たまに作者自身の北条むつき朗読もございます。 今回ご紹介の朗読動画は、初出勤日、挨拶の後、いきなり分厚いマニュアルを渡され、上司の指示を受ける伊月美玲のお話です。 良かったら聴いていただけると嬉しいです。・朗読動画もご用意しております。・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。◉連続小説ドラマ 欲に満ちた世界作者 北条むつき朗読 いかおぼろ第11話 業務開始とお誘い 午前9時を回り営業の神崎さんと別れ、セキュリティドアを抜けて営業部であろう男性たちが私を見ながら営業電話をしている横をすり抜ける。パーテーションに区切られた丸椅子が並ぶ少し変形型の一列のテーブルが置かれた場所で見崎《みざき》部長が「みんな少し業務を止めて!」と促す。すぐに部署の一列が部長と私を見る。「本日から、私たちの仲間となる伊月《いつき》さんです。では、簡単に自己紹介!」「本日からお世話になります!伊月美玲《いつきみれい》と申します。よろしくお願いいたします」「おねがしまーす!」 ほとんどが女性スタッフ。男性は2名の総勢8名の明るい声がこだました。早速、見崎《みざき》部長の指示で、一番手前の席に着くと、隣の女性に軽く挨拶をされた。「よろしくね? 私、富沢秀美《とみさわひでみ》。仕事でわからない事あったらいつでも聞いてね?」「あっありがとうご
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空き家のアオリさん。

「ありがとうよ。この時期の冷たい麦茶に焼肉弁当。本当に助かる。わしらは路上生活を続けているが、飯にありつけるのは、あんたらのような心の優しい人間と配給所だけだ」 そう言うと、この辺りの区画を縄張りにして路上生活を続けているホームレスである吉田さんはうやうやしく俺に感謝する。 俺は実は財布の中には、数千円しかなく、全財産の五分の一くらいを吉田さんの為に使ってあげた事は口にしなかった。 「いえ。単に気まぐれですよ、たまたま、時間を潰そうとこの辺りに寄ったら、貴方がいたもので…………その……」 吉田さんは片足が義足だった。 彼の身の上話は聞きづらいが、どうしてもまともな職にはありつけないそうだ。一時期は国から生活保護を貰って暮らしていたが、貧困ビジネスという奴にあたって、生活費の殆どを施設に徴収され、毎日、数百円ばかりで生活していたそうだ。それで嫌になって、施設を抜け出して路上生活に戻ったそうだ。 吉田さんは百円ショップで買ってきたものと思わしきプラスチックの皿を置いていた。皿の上には一円玉から百円玉硬貨が数枚入れられている。寄ってきた人間に対しては、リクエストがあれば下手なりに歌などを歌ったりするのだと言う。 俺は半年近く家賃を滞納していたアパートから追い出された為に、リックサックに背負えるもの以外の殆どのものを処分する事になった。これから、俺も路上生活者という名のホームレスだ。先輩である吉田さんからは、それとなく、情報を聞いておかなければならない。 しばらくの間、俺と吉田さんは取り留めのない会話をしていた。 「そういえば、アンタ、××区の××駅近くにある、青色の壁をした廃墟の事を
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真実を知ったら最後⑵

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーChapter2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー内定の通知をもらってから志帆と遊ぶ機会が増えた。昔から知ってるような感覚。もしかすると子供の頃どこかで会ってたのかもしれない。両親と旅行に行くことが多いから、きっと遊んだことがあるんだ。と自分に言い聞かせた。ある日、夫婦だけで旅行がしたいという両親の願いを受け、一人で留守番をしていた。部屋の中で携帯を弄っていたら志帆から連絡が来た。一緒に行くライブのチケットを郵送してもう届いてるよ、という内容だった。急いでポストまで行った。普段は母が郵便物のチェックをしてるから郵便物を見る機会がなかった。新鮮な気持ちでポストを開けた。ポストの中には2枚の封筒があった。そこに志帆が送ってくれたライブのチケットが入った封筒と手紙だった。手紙を取ると宛先人に母の名前、差出人は聞き馴染みのない名前だった。住所は母の地元からだった。好奇心には勝てず、母には悪いと思いながら恐る恐る手紙を読んだ。なんだろう、ワクワクする拝啓 ご無沙汰しております。お元気でしたか?最近こちらはだんだんと暑くなっており、夏に近いて参りました。 ところで、いつ地元に帰ってこれますか?紗子に会えず、毎日寂しい思いをしています。また娘を失うのは怖いです。 私が死ぬまでに顔出してくださいね。文脈からしてこれは祖母からの手紙だろうか。また娘を失うのは怖いってどういう意味なんだろ。あ、2枚目もある。 里奈ちゃん元気にしていますか?すっかり大人になって恭子の面影が出てるのではないかと思います。 昔から母親に似て可愛
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