ノートと約束
小学3年の頃
クラスのリーダー格の
ちはるくん
ドラえもんでいうところの
スネ夫みたいなコバンザメ。
この2人は、
ちょっとガサツで
苦手なクラスメイトだった。
大きな声
ズケズケと会話に割り込む感じ。
暴力を振るったりはしないが
コチラから話しかけることは皆無だった。
ある日
事件が起きた。
クラスの中で異臭がする。
ウンチの臭いだった。
クラスの中がざわめいた。
「くっせー!」
「ウンチ漏らした奴がいる!」
数名の男子が
ほかの子のお尻を嗅いでまわる。
中々に残酷だが
確実な犯人探しだ。
女子も対象だった。
私は、黙って
事の成り行きを見守っていた。
そして、最後に残ったのは
リーダー格の
ちはるくん。
彼が臭いのもとだった。
つまり
ウンチを漏らしていたのだ。
誰も逆らえないので
クラスのざわめきは
静まった。
先生が来て
どこかへ連れて行かれた。
この事件は
これで終わった。
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しばらく経った
ある日
私の隣の女の子が
おしっこを漏らした。
この子は
私の好きな子だった。
丸い顔
丸い目
丸くかわいい鼻
ショートカットが似合う子。
その子が、
顔を真っ赤にしていた。
椅子の下には
漏らしたおしっこが
水たまりになっていた。
私は気づいたが
何もできず
先生の顔を見た。
先生は異変に気づき
女の子のもとへ来た。
誰かが言った。
「おしっこ漏らしてる!」
クラスがざわめく。
女の子は顔を覆って
泣いていた気がする。
先生は女の子に
何かを話しかけ
雑巾で椅子と床を拭いている。
クラスが騒然となる中
「もう騒ぐな」
ちはるくんが
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