1on1で「特に問題ないです」しか言わない部下に、AIでこう向き合った話
複数店舗を統括する立場で、もう20年以上、現場の人と1on1や面談を続けてきました。
そのなかで、ここ数年で一番効いたAIの使い方を1つだけ書きます。1on1の質問設計です。
「特に問題ないです」が3ヶ月続いた
ある部下との1on1が、ずっと止まっていた時期があります。
私「最近どう?」 部下「特に問題ないです」 私「困ってることない?」 部下「いつも通りです」 私「やりたいことは?」 部下「特に……」
15分くらいで会話が終わる。これが3ヶ月続きました。
毎月同じ質問しかできていない自分も悪い、というのは分かっていました。でも、新しい切り口を考える時間も気力も、その時の自分にはなかった。
ChatGPTに質問を作ってもらった
ある日、ChatGPTに対象部下の最近の業務状況を箇条書きで投入して、「本音を引き出す質問を5つ」と頼んでみました。
出てきた質問のうちの1つが、これでした。
「最近の業務で、一番ストレスを感じる瞬間はいつですか?」
自分では使わなかった切り口でした。「困ってることない?」とは違う。「いつどんな瞬間か」という時間と場面を聞いている。
翌週の1on1で、その質問を使ってみました。
すると、部下が15分止まらずに話し続けたんです。
最後に「自分でも初めて言葉にできた」と言いました。
私のほうも、初めて聞く話が3つくらい混ざっていました。
なぜ質問が変わると会話が変わるのか
これは20年やってきての私の解釈ですが、人は「何を聞かれているか」によって、頭の中で取りに行く引き出しが変わります。
「困ってる?」と聞かれると、「困ってるかどうか」のYes/Noで頭が動
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