部下に注意できないのは、優しすぎるからだけではない
リーダーになると、部下や後輩に注意しなければならない場面があります。やるべき仕事が進んでいない。お願いしたことをやってくれない。周りのスタッフへの言い方がきつい。取引先への態度がよくない。同じ職場のメンバーを軽く見たり、悪口を言ったりしている。本来なら、リーダーとしてきちんと伝えなければいけない。でも、実際にその立場になると、これが想像以上に難しいです。「言わないといけないのは分かっている」「でも、どう言えばいいか分からない」「強く言いすぎて関係が悪くなったらどうしよう」「辞めると言われたら困る」「自分がまだ若いから、強く出ていいのか分からない」そんなふうに、頭の中で何度も考えてしまうことがあります。私自身も、若手で現場の責任者になった頃、部下に注意することがとても苦手でした。注意したいのに、言えなかった当時の私は、まだ20代半ばでした。現場の人数も少なく、一人ひとりの存在が大きい職場でした。そんな中で、気が強い若手スタッフに対して、どう接すればいいのか分からず悩んだことがあります。やるべき仕事をお願いしても、「やりたくないです」「やる時間ないです」「そんなことするなら辞めます」と言われることがありました。他のスタッフと話し込んでいて、やるべき仕事が進んでいない。周りへの言い方がきつい。取引先への態度がよくない。同じ店舗のメンバーに対して、バカにするような言い方や悪口が出る。本来なら、その時点でリーダーとして伝えるべきでした。でも、当時の私はうまく言えませんでした。理由はいくつかあります。まず、辞められるのが怖かった。少人数の現場だったので、一人抜けるだけでも現場が回らなくなる
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