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キャッチに思う、恋愛と老化と。

繁華街を歩く。茶髪で派手なお兄さんが女の子に声をかけ、何かを渡している。……私には、目もくれない。「昔は適度に声をかけられたなぁ」なんて、勝手に思う。そこまで軽く見られず、かといって真面目すぎもしない、「ちょうどいい隙」があった頃。もはや、実に遠い記憶(笑)。あの頃は煩わしくて仕方がなかったことが、いざなくなってみると、なんだか少し寂しい。これぞ老化かと思う。そんなことを考えながら、話は変わって小学生の我が息子。可愛くて可愛くて、態度にも言葉にも愛情を出しすぎる私を、息子はしつこがって真剣に邪険にする。そうなると、私はますますしつこくしたくなる。けれど、息子がふざけ半分に近寄ってくると、私は急に「素」に戻ってしまう。あぁ、これって完全に「恋愛」の構図だよな、と思う。追えば逃げられ、追うほど嫌われ、逃げれば追われる。(まあ、キャッチのお兄さんは、逃げるまでもなく最初から追ってこなくなっちゃったけど……笑)なんてことを考えている、ゴールデンウィーク初日。とにかく、暇なんだな。いっそ子供たちを連れて、もう一度あの繁華街に行こうか。キャッチのお兄さんに「それ、私にもいかが?」なんて聞いたら、全力で逃げられちゃうかな。もし「熟女も嬉しいっす♡」なんて言ってくれたら、息子を置いてついて行っちゃおうか。その時、息子は私を追ってくるだろうか?暇だ。こんなバカなことを考えちゃうくらい、今日も平和だ。
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我は暇なり。

我は暇なり。この世はゲームだっていう。死ぬ前に「あぁいいプレイだった、楽しかった」と言って終わるゲームなんだ、と。だから、どんな現実だって楽しんだもん勝ち。いちいち一喜一憂しないで、シニカルに笑って「あぁ、そう来たか」って受け止めればいい。私は、それを信じている。……なのに、今はこう思っている。「ゲームなんだから振り回されなきゃいい」「……それができたら楽なのに」自分には大した問題なんてない、案外幸せじゃない?と思える時もあれば、夫も、子供も、親も、自分も、生活も。何もかもが「問題だらけ」に見えて、全部まとめて放り出したくなる時もある。外がいい天気なのが、嬉しくもあり、なんだか恨めしかったりする。なにも考えず、ただ生きる事に必死であれば、こんな気持ちにならないのかな。そうか。私、暇なんだな。「我は暇なり」。余計なことを考える余裕があるくらい、暇。……それは、幸せなことなんだろう。○○は腹立つし、○○は心配だし、○○はちっともうまくいかないけど。このモヤモヤさえも、ゲームのシナリオの一部だと思えばいい。それならそれで仕方ない。じたばたしてみるのも、悪くない。……なんてカッコいいことを言いながら、私は次に「攻略本」を探している。本当はわかってる。探すべきは攻略本じゃなくて、目の前の問題と自分に向き合ってみる事だって。でも、わかってるからこそ、攻略本を探しにいく。そう。私、今、全力で逃げているんだよね。つかまってホッとしたい気持ちと、戦いながら。だからお願い、捕まるまでそっとしておいて。きっと自分の力で動く時がくるから。それまでは、この「逃亡中」のゲームを楽しんでみる。
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