我は暇なり。

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我は暇なり。
この世はゲームだっていう。
死ぬ前に「あぁいいプレイだった、楽しかった」と言って終わるゲームなんだ、と。

だから、どんな現実だって楽しんだもん勝ち。
いちいち一喜一憂しないで、シニカルに笑って「あぁ、そう来たか」って受け止めればいい。

私は、それを信じている。

……なのに、今はこう思っている。

「ゲームなんだから振り回されなきゃいい」
「……それができたら楽なのに」

自分には大した問題なんてない、案外幸せじゃない?と思える時もあれば、
夫も、子供も、親も、自分も、生活も。
何もかもが「問題だらけ」に見えて、全部まとめて放り出したくなる時もある。

外がいい天気なのが、嬉しくもあり、なんだか恨めしかったりする。

なにも考えず、ただ生きる事に必死であれば、こんな気持ちにならないのかな。

そうか。私、暇なんだな。

「我は暇なり」。

余計なことを考える余裕があるくらい、暇。
……それは、幸せなことなんだろう。

○○は腹立つし、○○は心配だし、○○はちっともうまくいかないけど。
このモヤモヤさえも、ゲームのシナリオの一部だと思えばいい。

それならそれで仕方ない。
じたばたしてみるのも、悪くない。

……なんてカッコいいことを言いながら、私は次に「攻略本」を探している。

本当はわかってる。
探すべきは攻略本じゃなくて、目の前の問題と自分に向き合ってみる事だって。

でも、わかってるからこそ、攻略本を探しにいく。

そう。私、今、全力で逃げているんだよね。
つかまってホッとしたい気持ちと、戦いながら。

だからお願い、捕まるまでそっとしておいて。
きっと自分の力で動く時がくるから。

それまでは、この「逃亡中」のゲームを楽しんでみる。


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