「あの部下、本当に扱いづらくて…」
先日、部下から同僚への愚痴を聞きました。対象は、前から周囲も扱いに困っている30代の男性社員。
話を聞くだけで済ませられれば良かったのですが、
「注意した方がいいのかな…」
「でも、関わりたくないな…」
と、心が強烈な拒否反応を示してしまい、一気に気持ちがどんより重くなってしまいました。
というのも、彼に注意をすると何倍にもなって食ってかかってくるからなんです。
しかも話の論点がズレていて、過去の不満まで次々と持ち出してくるタイプ。対応するだけで、こちらの神経が削られていきます…。
どんよりした気持ちのまま、ジムでセミナー動画を見てみた
でも、いつまでもどんよりしていても事態は変わりません。
「よし、勉強しよう!」と思い立ち、ジムでウォーキングマシンに乗りながら管理者用のセミナー動画を視聴しました(笑)。
これが、驚くほど素晴らしい内容だったので、自分へのメモも兼ねて要点をシェアします。
1. 管理者の悩みのほとんどは「人間関係」
そもそも価値観も育ちも違う人間が集まって、一つの目標に向かうのだから、人間関係がうまくいかないのは当たり前。
2. うまくいかない原因は、たった一つの「情報不足」
相手が失礼な態度をとってきた時、「なんだあいつは!」と腹が立ちますよね。
でも実は、その態度の裏には「激務で余裕がない」「家庭でトラブルがあった」「過去にトラウマがある」といった事情(背景)が存在していることがあります。
もしその情報を事前に知っていたら、腹を立てる前に「手伝おうか?」「何かあった?」と声をかけられるかもしれない。
つまり、相手の背景や価値観という「情報」が不足しているから、誤解や不機嫌が生まれ、人間関係がこじれてしまうのです。
「聴く」と「聴いてもらった」は全く違う
これ、本当に納得でした。
お互いの気持ちや背景を知らないままだと、不信感が募って口もききたくなくなりますよね。
ただ、部下って管理者にプライベートなことや自分の弱み(本当の事情)を自発的には話してくれません。
じゃあどうすればいいのか?
そこで重要になるのが、管理者の**「聴く力」と「観察力」**です。
セミナーでは、特にここを強調していました。
ただ聴くだけではダメ。部下が「聴いてもらった」と実感しないと意味がない。
途中で割り込んでアドバイスをしてはいけない
途中で割り込んで自分の経験談を話してはいけない
これを聞いて、「あ、心当たりがある…」と冷や汗が出ました。
部下の話の要領が悪いと、つい焦って「要するにこういうことでしょ?」と口を挟んでしまっていたんです。
途中で遮らずに最後まで聴いて、初めて部下は「聴いてもらえた」と安心し、本当の話(背景や本音)をしてくれるようになります。
まとめ:まずは「知ろうとすること」から始めてみる
今回の件で、ハッとさせられました。
扱いづらい30代の男性部下。話しかけると厄介だからと、私を含め周囲の誰もが避けてしまっていました。
彼の素性も、価値観も、誰も知らない。
というか、私たちが「知ろうとしなかった」から、彼も話してくれなかったのだと気づきました。
避けるのではなく、まずは彼の話を遮らず、ゆっくり聴くことから始めてみようと思います。
同じように「部下との接し方」や「人間関係」で悩んでいる管理者の方のヒントになれば幸いです!