「周りより遅れている自分はダメ」と思ってしまうときー劣等感の奥にあったものー

「周りより遅れている自分はダメ」と思ってしまうときー劣等感の奥にあったものー

記事
コラム

「同年代の人と比べると、自分は遅れている気がする」

そんなご相談をいただきました。



※実際のご相談をもとに、個人が特定されないよう内容を一部変更しています。

仕事、恋愛、人間関係、自立。

周りを見ると、みんな自分よりずっと先に進んでいるように見える。

「もっと頑張らなきゃ」
「でも自分にはそんな力がない」
「やっぱり自分はダメなのかな」

そんなふうに、自分を責めてしまうことがあります。

今回お話を聞いていく中で感じたのは、

「周りより経験が少ないこと」と、
「自分はダメな人間であること」を、

相談者さんの中で、重ねていたことでした。

でも、この二つは同じではないんですよね。

そして相談者さんは、なんと実際には周囲からきちんと評価されていたんです。

それでもご本人は、

「まだ足りない」
「このくらいでは認められない」

と、自分に対しとても厳しい評価をしていました。

できなかったことは自己評価に入れられるのですが、
できたことに関しては自己評価に入れていない。

このかたちだと、本当は頑張っているのに、なかなか「自分はこれでいいんだ」と思えなくなってしまいます。

成長したいと思うことは、とても素敵なことですね。

でも、わたしは

「今の自分ではダメだから頑張る」

ではなくて、

「今の自分も自分。今の自分も良いんだけど、そのうえで、少しずつできることを増やしていきたいな」

でいいのだと思います。

お話を重ねていくうちに、相談者様から

「周りより遅れているかどうかではなく、自分がこれから生きていくために必要なことをやっていけばいいのではないか」

という言葉が出てきたんです。

私は、これはとても大切な言葉だと思いました。

「今の自分でいいんだ」と思うことは、成長することを諦めることでは決して
ありません。


最後に


今回お話を伺っていて感じたのは、相談者さんが決して「頑張ってこなかった人」ではないということでした。

むしろ、うまくいかないたびに「どうしたらいいんだろう」と考え、自分なりに試行錯誤を重ねてきた方でした。

それでも、過去に周りから言われた言葉や、思うようにできなかった経験が積み重なると、いつの間にか、

「自分は頑張れない人間なんだ」
「周りより遅れている自分はダメなんだ」

という目で、自分自身を見るようになってしまうことがあります。

今回の相談の中で印象的だったのは、最後に相談者さん自身から、

「遅れていても、遅れていなくても、自分の人生に必要なことをやっていけばいいのではないか」

という考えが出てきたことでした。

周りよりできるようになることと、自分を認められるようになることは、きっと同じではありません。

成長したいと思っていてもいい。
まだできないことがあってもいい。

その上で、

「今の自分も、これでいい」

と思えること。

人と比べて苦しくなってしまうときは、「どうすれば追いつけるか」だけではなく、「私は自分にどんな目を向けているんだろう」と考えてみてもいいのかもしれません。

自分に向けている厳しい目線は、一人ではなかなか気づきにくいものです。

そんな気持ちも、一人で無理に答えを出さなくて大丈夫です。

「こんなことを相談してもいいのかな?」というところからでも、お話を聞かせてください。

一緒に少しずつ整理していきましょう。

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