労務問題の9割は感情です
労務問題と「感情」の関係
労務問題は、表面上は次のような「制度・ルールの問題」として現れます。
・労働時間・残業代・休日の扱い
・評価・人事異動・降格・解雇
・ハラスメント(パワハラ・セクハラ・マタハラ等)
・配置転換、退職勧奨、労働条件の不利益変更など
ところが、実際に紛争・相談に発展する局面を丁寧に追っていくと、
・「説明されていない」「一方的に決められた」
・「自分だけ不公平だと思った」
・「人格を否定された・侮辱されたと感じた」
・「相談したのに、会社がきちんと向き合ってくれなかった」
といった「感情のこじれ」が引き金になっていることが非常に多いのが実態です。
特にハラスメントについては、
法律上も「就業環境が害される」かどうかが判断要素とされており、
ここには
・被害者の受け止め方、・職場の雰囲気、
・会社の対応姿勢
といった「感情面・心理面」が強く関わります。
感情がこじれると「法的リスク」が顕在化する
労使双方にとって最も重要なのは、社会生活の基盤となる「道徳性」を育むことです。なぜなら、トラブルの多くは「法律を守っているかどうか」以上に、「人としてどうなのか」という感情面から生まれるからです。実際、法律への意識が高くない企業であっても、人間関係が良好であれば、紛争に発展することは少なくなります。しかし一方で、感情がこじれると状況は一変します。もともとは不満や行き違いといった感情的な問題であっても、対応を誤ることで、ハラスメントによる損害賠償請求や、不利益取扱いの違法主張、さらには行政機関への相談やあっせん申立てといった「法的な争い」へと発展していきます。つまり、
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