鬱は通常ステージじゃない。いまはラスボス戦です
はじめにいまのあなたは、通常ステージにいません。ラスボス戦です。だから、動けなくて当たり前。HPがすぐ削られて当たり前。回復が追いつかなくて当たり前。それなのに、私たちは通常ステージ基準で自分を裁いてしまう。「みんなは普通に仕事に行けているのに」「どうして今日も何も出来ないんだろう」「何も生産していない自分は価値がないんじゃないか」でもそもそも前提が違います。何度も言いますが、いまのあなたは、ラスボス戦中です。通常ステージと同じ動きができなくていい通常ステージなら、少し無理すれば進める。気合いでなんとかなることもある。休めばある程度回復する。でもラスボス戦は違う。一撃が重い。小さな出来事でも大ダメージ。回復アイテムを使っても、すぐ削られる。鬱のときの世界はこれに近い。何気ない一言に傷つく。SNSを見ただけで消耗する。「頑張ろう」と思っただけで疲れる。それは、あなたが弱いからではなく敵が強いからです。見えないダメージは評価されないラスボス戦の厄介なところは、ダメージが外からはそれが見えないこと。あなたは布団の中にいるかもしれない。横になっているだけに見えるかもしれない。でも内側では、自己否定という継続ダメージ。先が見えない不安という範囲攻撃。未来への絶望という大技。休む間もなくずっと受け続けている。もしこれが数値で表示されたら、一つ一つのダメージは相当なもの。あなたのHPはとっくに赤ゲージです。それでもあなたは今日をやり過ごしている。それは「何もしていない」状態ではありません。戦闘中です。「休む」ことも消耗すると知る鬱のときに一番混乱するのはここかもしれません。「ゆっくり休みまし
0