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親友の弟と、恋愛できますか?【カクヨム/連載中】第9話 俺に早く堕ちてください。

第9話 俺に早く堕ちてください。 荷物を車まで運ぶ往復をしたら、頭に上った血が落ち着いていく感じがわかった。    自覚している以上に、隣人に対しての怒りがあったみたいで、琉生るいさんが止めてなかったから、ほんとにやばかったかもしれない。 (自覚足りなかったんだなー…)  ガチャーーー  玄関を開けて中に入ると、次の荷物を入り口にまとめている琉生るいさんと八会う。 「お、おかえり。顔も冷静にもどってるじゃん」  琉生るいさんのこのゆるっとした感じが、安心させてくれる。さすが、モテ男…。 「助かりました、ほんとに」 「うん。いい子いい子。で、これで最後の荷物になるから、俺が戻ってくるまで朱音あかねたちといてあげて」  俺も身長が高い方だけど、さらに高い琉生るいさんから頭を撫でられると、子どもに戻ったようなむず痒さと安心を感じる。    軽々と残りの荷物を持った琉生るいさんは、玄関の向こうへと姿を消していく。  俺も靴を脱ぎ、姉ちゃんたちがいるだろう部屋を探しながら、奥へと進む。  奥の角部屋の方から茉由まゆさんたちの声が聞こえてくる。  「姉ちゃん?茉由まゆさん?」  少し空いている扉から顔を出すと、恥ずかしそうに抵抗をする茉由まゆさんと、茉由まゆさんから取られないように必死になにかを持つ、姉の姿。 「なにしてんの?」  俺の姿を見て固まった茉由まゆさんと、「あ…」といたずらっぽい顔をして、姉ちゃんがこっちを見てくる。  落ち着いて見渡すと、部屋の中に溢れるのは、色とりどりの下着たちで…。  姉の手の中にあるのも、茉由まゆさんの下着と思われるもので…。 「え?なにやってんの?」
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【恋愛小説】親友の弟と、恋愛できますか?連載中 8話

 第8話 手加減なんて、必要ない。「おーい、大丈夫?やりすぎってこと、ないよね?」  空気を読んだのであろうタイミングで、緊張と緩みの中間のような声がかかる。 「これぐらい、茉由《まゆ》さんがされたことを考えたら、大したことないですよ。これ以上の嫌なこと、こいつはしてんだから」  見下ろすようにこいつの顔に目を向けると、恐怖と敵対心が混同したような弱弱しいのに中途半端な意志を見せてくれる。「はい、それ以上はいいから」  俺の考えを読んだ琉生《るい》さんが前から腕を伸ばして、俺の体を少し後ろに引き離した。  冷静さを、少し失くしてたかもしれない。  正直、こんなやつに…って思いがあった。  こんな奴が、こんな奴が、茉由《まゆ》さんを怖がらせて、茉由《まゆ》さんの中に混在してると思うと…。 「…殴りてぇ」 「はい、物騒なのでだめです。落ち着いてー」  琉生《るい》さんが完全に俺の前に入り、こいつとの距離を開かせる。  琉生《るい》さんだって、俺と距離をとらせても、こいつのことを見下ろしてるし、金髪碧眼の長身男に見下すように立たれる方が、よっぽど怖いと思うんだけど。  心の中で悪態をついていても、琉生《るい》さんはどかない。 「早く戻ったら。ここにいない方がいいと思うよ。大人しく部屋にこもって静かにしてろよ」  琉生《るい》さんだって我慢できず、最後の方は口の悪さ出てんじゃん。  中途半端で終わらされたイライラを、心の中で琉生《るい》さんに向けても、解消されるわけがない。  よろよろと立ち上がり部屋に入ろうとするあいつに、「忘れ物」と落としたビニール袋を差し出す。  なんともいえない
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