親友の弟と、恋愛できますか?【カクヨム/連載中】第9話 俺に早く堕ちてください。
第9話 俺に早く堕ちてください。 荷物を車まで運ぶ往復をしたら、頭に上った血が落ち着いていく感じがわかった。
自覚している以上に、隣人に対しての怒りがあったみたいで、琉生るいさんが止めてなかったから、ほんとにやばかったかもしれない。
(自覚足りなかったんだなー…)
ガチャーーー
玄関を開けて中に入ると、次の荷物を入り口にまとめている琉生るいさんと八会う。
「お、おかえり。顔も冷静にもどってるじゃん」
琉生るいさんのこのゆるっとした感じが、安心させてくれる。さすが、モテ男…。
「助かりました、ほんとに」
「うん。いい子いい子。で、これで最後の荷物になるから、俺が戻ってくるまで朱音あかねたちといてあげて」
俺も身長が高い方だけど、さらに高い琉生るいさんから頭を撫でられると、子どもに戻ったようなむず痒さと安心を感じる。
軽々と残りの荷物を持った琉生るいさんは、玄関の向こうへと姿を消していく。
俺も靴を脱ぎ、姉ちゃんたちがいるだろう部屋を探しながら、奥へと進む。
奥の角部屋の方から茉由まゆさんたちの声が聞こえてくる。
「姉ちゃん?茉由まゆさん?」
少し空いている扉から顔を出すと、恥ずかしそうに抵抗をする茉由まゆさんと、茉由まゆさんから取られないように必死になにかを持つ、姉の姿。
「なにしてんの?」
俺の姿を見て固まった茉由まゆさんと、「あ…」といたずらっぽい顔をして、姉ちゃんがこっちを見てくる。
落ち着いて見渡すと、部屋の中に溢れるのは、色とりどりの下着たちで…。
姉の手の中にあるのも、茉由まゆさんの下着と思われるもので…。
「え?なにやってんの?」
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