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オペラグラスで光を探す旅へ

オペラグラスをそっと手に取るたびまだ誰にも 触れられていないあなたの 心の光がかすかな息づかいで 揺れていくそのレンズの向こうには静かな湖の底に沈む 宝石のように言葉になれなかった想いがやわらかく 瞬きながら眠っていて覗き込むほどにあなたの願いは 形を変え淡い光の道となって未来へと 伸びてゆくもしも あなたがそのひかりの意味を 知りたいと思うのならオペラグラスの代わりに廉清生織がそっと寄り添い心の景色を透きとおるまで 読み解いてゆくあなたの歩く先が見えない祝福に 包まれひかりの粒となって 舞い降りますように未来のひかりが優しくあなたを 照らしますように
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第2話:崩れていく日常、そして決意

― シリーズ「心が限界を超えたとき」―DV相談員さんの「それは、DVです」という言葉で、張りつめていた糸がぷつりと切れた。あの瞬間、私はようやく「自分の感じていた苦しみ」が「間違いではなかった」と知った。でも、現実はすぐには変わらなかった。帰る家は、相変わらず恐怖の場所だった。何か言葉を発すれば怒鳴られ、黙っていれば無視された。「存在していること」そのものが、間違いのように感じていた。食器を割られる音。テーブルを叩く音。そのたびに、体が勝手に震えた。いつの間にか、笑うことも泣くこともできなくなっていた。そんなある夜、彼が眠ったあと、私は静かにキッチンの椅子に座った。手のひらを見つめながら、「生きるって、こんなに体力使うんや」そうつぶやいた。誰かと一緒にいるということが、こんなにも心を削るものだとは知らなかった。このままでは、きっと心が壊れてしまう。薬づけになって、ただ呼吸だけをして生きる日々になる。     もう、ここにいてはいけない。その夜、決めた。「離れよう」翌朝、DV相談員さんに電話をした。震える声で、「もう無理です」とだけ伝えた。相談員さんは静かに言った。「大丈夫。順を追ってやっていきましょう」それからの日々は、まるで戦いだった。調停委員さんさんとの面談、調停の呼び出し。心は限界だったけれど、それでも「生きるため」に動いた。そしてようやく「調停離婚」が成立した日。書類に押した印鑑を見つめながら、涙がこぼれた。悲しい涙ではなく、「ここから、やり直せる」という、小さな希望の涙だった。
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